昔から何となく退職後はどこか外国に住もう、南の島でのんびり暮らそうと思っていました。
ちょくちょくいろいろな国に遊びに行ってましたので、
「住むにはどうか」
という視線でその国、地域を見ていました。
また、ロングステイについてNETでも調べたりしていました。候補としては、マレーシア、タイ、バリ島、オーストラリアなどを漠然と考えていましたが、ここはずばりタイでしょう。タイはタイでもパタヤです。
何故か。
5,6年前に札幌のゴルフ好きなオヤジたちと毎年通ってその時空を越えたカオス的魅力にはまってしまったからです。
楽しいし、しかも物価が安い。
でも、安いといってもデフレ国ニッポンです。勝てないまでも善戦はしてます。
例えば、ゴルフ。毎年LPGAが開催されるパタヤNO.1のサイアムでも、平日で8,000円ほど(すべて込)。普通のゴルフ場で5,000円~6000円です(当時)。
ただ、東京と比べりゃ安いでしょうけど、はっきり言って札幌とあまり変わりません。むしろ、札幌の方が安いほどです。先日妻が行った車で40分ほどのゴルフ場は、レディスデーとかいって
こんな本格的カレーが付いて1R2900円(税込み)だったそうです。
遊びにいくのと暮らすのは別物です。
どこに暮らすにしても、最大の問題は、
行って何するの?
です。
老後は常夏の地でのんびり暮らす。
こういう甘くいかにも魅力的なフレーズは、今の慌ただしいサラリーマン生活の中で南の島の生活を想像するから、
まあ、ステキ!
など、と思うのであって実際やってみるとすぐに飽きると思います。
旅を例にとっても同じことかと。日頃のサラリーマン生活を送っていると、
あー、南の島で一人のんびりしてー
などということがしょっちゅうです。ところが、
一人で南の島に行って、
ギラギラのお日様の下で水着になって、
プールサイドのリクライニングチェアに横になって、
サングラスをかけて、
外人のオネーちゃんの水着姿を眺め、
山下達郎のRIDE ON TIMEを聞きながら、
タイガービールを飲む
などということを過去何回かやったのですが、すぐに飽きました。飽きるのに要した時間はだいたい
…
10分。
バリ島のチャンディダサというマイナーなリゾートに行った時には、完全にやることがなくなって、仕方がないから4時ごろからビールを飲みながら夕食を食べだしたら6時には終わっちゃって、ホテルに戻るもやることがなくて6時半には寝ちゃって目が覚めたら、
まだ、10時!寝られん!
かといって、やることもない。朝まで拷問のような長い時間を過ごしました
…
いかにゴルフ好きでもゴルフ三昧の生活もそれがずっと続けばたぶん飽きちゃうでしょう。
旅行だったらピリオドが打てますが、住んでしまえばその状態がずっと続くわけです。しかも、常夏という響きは魅力的ではあるものの裏を返せば、紅葉も観れなければ雪も降らない。春の喜びも感じられない。季節のメリハリ感を楽しめないということです。
ということで、少なくとも若いうち(70歳前)まではやめとこうかな、と思ってます。
バリ島のパダンバイというロンボク島へ渡る際に利用される港町です。
ここでもやることがないことに加え、夜7時から停電があり、あまりにヒマな夜を過ごしました。
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山形の庄内に住む者です。
車中泊ブログから、見つけて 最初から、読ませてもらっています。
タイの田舎に、家建てて ロングスティ 20年ほど前から、計画して
なんとか、5年前 実現させましたが、南国のロングスティは、この
文章は、大変あたっています。
長く住めるのは、離婚した 変わり者位です。