秘湯を奇跡的に発見です

昨夜は一晩中強風が吹き荒れ、雨が断続的に降り続けていました。

キャンプサイトでは札幌ナンバーのおじさんがテントを張っていましたが

夕方車に避難し、朝までずっと車の中にいたようです。雨のキャンプはたいへんです。



ニセコ野営場を後にし、向かうのは薬師温泉です。しかし、スマホのナビで検索すると・・・

薬師温泉は閉鎖しています

の案内が。

遙か下にニセコの町?が見えます。

途中硫黄の匂いがプンプンしだします。

大湯沼です。

日和山が噴火した時の爆裂火口跡なんだそうですが、何故か立ち入り禁止になってました。

これが露天風呂ならスゴイのですが、温度が表面で40-50℃、深いところで130℃もあるそうです。知床熊の湯の常連漁師さんに是非うめないで入ってもらいたいものです。

秘湯・薬師温泉の看板には「現在休業中」の看板が。

こんな細い道をどんどん山の中に入っていきます。

道路には枯れ葉が舞い落ちていて今日は1台の車も通っていないのでは、

という雰囲気です。

到着です。

青の1号の右側に見えるのが薬師温泉です

・・・

近くに寄ってみると、

うーむ

・・・

おお!蛇口があります。

ここが薬師温泉旅館のお風呂だったんでしょうか。

湯船にはフタがしてあるのですが、隙間から手を入れてみると

おお、ナイスな湯加減じゃないですか。

このフタを外して入ってしまおうかとも思ったのですが・・・分別ある60歳ですからそんなことはしません。

どこか入れるところはないかと探していると

・・・

お、湯船らしきところからお湯が出てるじゃないですか。排水口ですね。

もしかして、これに入れと・・・言うんでしょうか。

でも手を付けてみると、湯加減はナイスです。

うーむ

・・・

いい湯ですぜ

・・・

実は下半身は露出しているのですが・・・上半身は服を着てます。

このまま服を脱いでこの水深10cmくらいのお湯だまりに入ろうと思えば入れなくも・・・たぶんないのですが・・・蚊がブンブン飛び回っているし・・・60にもなって・・・なんか情けなくもあるんで・・・足湯のみ、ということで。

ということで、薬師温泉旅館は休業中、というよりも建物自体が消滅していました。

でもまあ来てよかったんじゃね、などと帰り支度をしていたのですが

・・・

ん?ちょっと待てい。

なんか違うんじゃ。

これは野天風呂じゃないよな。確か薬師温泉には野天風呂があったはずです。


もう一度NETで確認すると、確かにここではありません。

この辺の道路際を山の中に入っていくらしいのですが・・・その目印というのが

「旅館の前のゴミ箱の脇」

旅館自体無いのでゴミ箱などがあるわけはありません。自分で探すしかありません。

こんな林道を入っていったり、

こんな道を入っていっても、

行き止まりです。

だめだ、わからん。

と諦めて戻ろうとした時です。

藪の中に屋根のようなものを発見したのです。

あれは、更衣所の名残ではないだろうか。

ズームしてみると、

怪しい匂いがプンプンします。

入り口らしき踏み後を発見です。

かすかな踏み後を分け入ってみると、

沢の向こうに先ほどの小屋がみえます。

鉄の橋をエイヤと渡り、再び藪の中を分け入り小屋を見ると、

綿のようなものはアスベスト?なんでしょうか。

さらに藪の中を進むと、

見えてきました沼みたいなのが。

これでしょう。

秘湯・薬師温泉野天の湯です。

神秘的であり、不気味です。

底が見えないのがイマイチ気味悪いんですが

・・・

どーりゃああ、ざぶん!

うーむ

・・・

ぬるし。

それに足元にいろんなものが・・・なんでしょうか、わけのわからないものが足に絡んできます。

熊の死体とかだったりして

・・・

あまりの静寂の中、わけのわからない悪寒がして・・・早々に退散してきました。

ぶるぶる。

しかし

・・・

何故かこの30分後に再びこの場所に戻ってくることになるのです。

恐ろしや。

 

実は、最初に出したこの看板は

帰り際に撮ったのですが、これを撮影している時に白い車が目の前で停まり、ドアを開けて一人のオジサンが話しかけてきたのです。

「薬師温泉やってるんですか」

・・・

僕も根が優しい人間なので、

いや、もうやってないですよ

とだけ答えればいいものを、

でもステキな野天風呂がありますよ

とつい言ってしまったのです。

この後の展開は

・・・

書くの面倒なんで

・・・

省略です。

不思議なものです。

一人で来た時には神秘的だったこの秘湯も、

・・・

このオジサンの登場により、ただの沼に見えてきます。

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