混信は出会い系の原点なのだ

大学を卒業してある事務機器メーカーに就職し、縁もゆかりもない札幌の地に赴任して半年ほどが過ぎた頃のことです。

ある日住んでいた北24条のマンションに、札幌で知り合った同じような境遇の友人が訪ねてきました。

その男は僕の部屋に入るや否や電話の受話器を取り、どこかに電話をかけだしたのです。

そして、受話器に向かって大声で僕の電話番号をゆっくりと数回叫び、受話器を置いたのです。

・・・

なな、なんだ、今のは

・・・

その男は電話をじーと見つめ佇んでいます。

そして、なんと、その数十秒後に

・・・

ジリリン

と電話が鳴ったのです。

すかさず受話器を上げ、その男は

もしもしー。今何してんのー

と得体の知れぬ電話の主と親しげに話しだしたのです。



LINEとかメールとか、もちろん出会い系アプリとかNET系が何もない時代に、出会いの王道といえば、ディスコ系・・・テレガリとかサントレとかイスカンダルとか・・・でした。

そんな中、存在した異色の出会い系が

混信

というナンパ手法です。

電話先は後から調べてみると地元のラジオ局の番号でした。この番号はたぶん曲のリクエストを受け付ける番号で、必ず話し中なのです。

ところが、そのまま受話器を耳に当て聞いてみると

ツー、ツー、ツー

という話し中の音の合間に、いろいろな話声が聞こえるのです。

つまり、その男が叫んだ僕の家の電話番号を、おそらく耳を側立てて聞き取る女性たちがいて

・・・

電話をかけてくる。

そういう仕組みだったのです。

 

そのナンパ手法を駆使し、オネーちゃんたちと遊びまくっていたのが、

・・・

THE ALFEEの高見沢似のこの男です。

・・・

あ、私をもてあそんだあのサラリーマンだ!

と心当たりのある・・・混信で遊んでいた元JKのアナタ(←たぶん50を少しすぎたくらいでしょ)。

たぶんそのサラリーマンはBurberryのジャケットを着ていたはずです。



昨夜35年ぶりに飲んだ、やんちゃなサラリーマンは

・・・

こんなジーサンになっていました。

もう時効でしょうけど、このジーサンに何か言いたいことがあったら、

篠路のこの居酒屋にたまに出没しているようです。

 

<追記>

7月に妻の国民年金の手続きに北区役所を訪れた時に、35年ぶりに北24条のマンションを見てきました。

北24条は・・・団地の妻たちもいたし・・・僕らの青春の記憶がいっぱい詰まった街なのです。

 

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