北海道のベスト混浴露天風呂はここだ・後編

混浴風呂というものに初めて入ったのはいつなのか。

僕は伊豆の下田市というところで生まれたのですが、母の実家が下田から10kmほど離れた下賀茂という温泉地にありました。

祖父は近くの自分の山で温泉を採掘し家の風呂に引いていたのですが(数年前に行ったらまだ温泉が出ていた)、それ以前には風呂がなかったような気がします。

実家のすぐ側に無料の塩辛い味がする共同浴場があったのです。そして、そこには真四角のプールのような大きな浴槽が一つだけしかありませんでした。

子供だった当時はまるで意識していなかったのですが

・・・

そうか、あれは混浴だったんだな

と、今さらながらに気が付いたワタクシでした。

 

有料の部(旅館等の温泉)のベスト5です。

<第5位>ニセコ黄金温泉

  • 場所 蘭越町
  • 料金 400円
  • 形態 野湯
  • 訪湯 2017年9月28日 11:00

今回訪湯した有料の施設でただ一つ宿泊施設ではなかった温泉です。

この温泉からの開放的な景色は随一です。

ただ残念だったのは完全な混浴ではなかったことです。

この線から出ちゃダメだかんね

と一線が引いてありました。

一線を越えることが生きがいと感じている僕にとって、この雄大な景色を前にしてちっぽけな線など引いてほしくはありませんでした(←いったい何を言っているのでしょうか)。

 

<第4位>知内温泉 ユートピア和楽園

  • 場所 知内町
  • 料金 430円
  • 形態 旅館
  • 訪湯 2017年9月18日 11:30

開湯800年という(←未だ信じられない)北海道最古の温泉です。

本当はもっと上位にきてもいいのですが、2つほどマイナスポイントが。

①800年なんだからカタカナの名前はやめてほしかったこと。

じゃ、どんな温泉名がいいんだ

と言われると・・・そーですねー

ズバリ、

鎌倉末期の湯(←忘れてください)

②受付のじーさんの態度がなっとらん!

もう少し愛想というものをですね・・・ぶつぶつ



<第3位>糠平温泉・中村屋

  • 場所 上士幌町・糠平温泉
  • 料金 500円
  • 形態 旅館
  • 訪湯 2017年8月23日8:40

実は混浴露天単独としては、湯船ビューがイマイチということもありそれほどでもないのですが、旅館全体の雰囲気がよかったため上位に来ました。

昭和6年開業ということでとても歴史のある旅館なのですが、多くの温泉旅館が閉業している中、この立地もよくない地で80年以上続いているということは設備投資や広報などさまざまな営業努力をしているはずです。古さはたいていの場合マイナスに働きますが、古さを最大限のメリットに変えて、お客様に不快な思いをさせない努力をしているなと感じるのがこの中村屋なのです。

一度泊まってみたい旅館です。

 

<第2位>岩内・雷電温泉みうらや旅館

  • 場所 岩内町
  • 料金 500円
  • 形態 旅館
  • 訪湯 2017年9月30日 11:00

天空の温泉です。

ここも混浴露天単独ではポイントはそう高くはないのですが、立地が特異であることや内風呂も混浴であること。そしてこの周りの温泉がほとんど閉鎖をしている中、細々と張っている感がこちらに伝わってくることという心情的な部分です。

こちらのご夫婦にはこれからも少しでも長く頑張って、絶滅危惧種と化してしまった混浴露天の灯を消さないでほしいと思います。



<第1位>幌加温泉・鹿の谷

  • 場所 上士幌町・幌加
  • 料金 500円
  • 形態 旅館
  • 訪湯 2017年8月17日10:00

中村屋とは逆で古い宿泊施設は改修もせずに昔のままという感じです。何もせずにこのまま時に身を任せて朽ち果てていこうという、諦めの境地さえ感じます。

なのに何で1位なのか

・・・

僕は、性格が暗いせいか、こういう明るく開けた感じのところが好きなんでしょうね。

それに宿泊施設の温泉にしてはとってもワイルドです。妙にチマチマといじってないところがいいですね。

さらに、内湯のこの何も飾らない素朴さも手伝って第1位となりました、パチパチ。

こちらのご主人(女性)も高齢のようですが、なんとか頑張って続けていってほしいものです。

 

<特別賞>濁川温泉・新栄館

  • 場所 森町
  • 料金 400円
  • 形態 旅館
  • 訪湯 2017年9月15日 15:30

こんな温泉が北海道に残っているとは思いませんでした。

まるで時代劇から抜けてきたような温泉です。おそらく基本的な作りは江戸時代から変えてきていないんでしょうね。ここは一見の・・・ではなく一浴の価値がある温泉です。

ちなみに順位に入れなかったのは、露天がなかったからです。

 

ということで、北海道の混浴露天を巡ってきたわけですが、以前にも書いたように、混浴風呂が凄い勢いで消滅していっています。それこそ冒頭に書いたような共同浴場が全国には無数にあったはずです。それが今では風前の灯火状態です。

地域のコミュニケーションの場として、また時には婚活の舞台として重要な役割を果たしてきただあろう「混浴」という日本の文化が絶滅寸前まで来ているのです。

ということで、生き証人としてその滅びゆく最後の姿をこの目に、その温もりをこのカラダに焼き付けてきたいと思います。

本州編の出発は明後日です。

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4件のコメント

  1. 一線を越える事が生きがい。
    言い切るところが流石です。
    事故など気をつけて行ってらっしゃいませ。

  2. いよいよ本州編。とても楽しみにしています。
    ちなみに…。
    ウチの女房、私も驚くほど混浴温泉で、殿方の前で、その裸体を惜しげもなく披露しております。
    もともと気が強いせいか、本人曰く「温泉は裸でないと入った気がしない…」だそうです…。
    いままで、からまつの湯、ヌプントムラウシ温泉、鹿の湯、平田内熊の湯、吹上温泉の上段の湯、それに、本州では、これからむーちんさんが向かわれるであろう青森酸ヶ湯温泉の千人風呂、岩手八幡平のふけの湯などでもその裸体を、殿方の前で披露しています。
    私は何とも思わないのですが、一緒に入っていた殿方の方が気を使われているようで、ちょっと申し訳なく思っています…。
    ちなみに…。
    ウチの女房は私より13歳年下で、熟女の入口の年齢…。
    車中泊で泊まっていると、隣近所の泊まりの方が、わざわざ覗きに来ることもあったくらい。美人の部類には入ると思います。(私はそれに騙された…。)
    いつかむーちんさんとも、女房ともども混浴を楽しみたいです。

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