極寒の和琴混浴露天風呂はこの世の極楽なのだ

 

この物語は、札幌在住のサラリーマンが60歳で会社を辞め、トラックの荷台に小屋を建て、脳梗塞や痛風やヒグマに行く手を阻まれながらも、世界のどこかで吹いているという伝説の「青の風」を探し求めて未知なる旅を続ける壮大なファンタジー・アドベンチャーブログである。

岩手県・釜石水海公園

〈第1章〉退職へ。人生第3のステージへの幕開け(2017年4月〜6月)第一話はこちら

〈第2章〉日本一周混浴温泉の旅(2017年8月~2018年9月)第一話はこちら

〈第3章〉日本一周海岸線の旅(2018年9月~2019年5月)第一話はこちら

<番外編>2018ロシアW杯観戦の旅(2018年6月)第一話はこちら

↓今ここ

〈第4章〉真冬の北海道厳寒の旅(1/13~)第一話はこちら

※登場人物紹介

  1. 現役時代関係の人々
  2. 旅先で出会った人々・前編 ←後編は近日公開
  3. ススキノ&僕の周辺の人々 ←たぶんそのうち公開

※これが青の3号だ

詳しくはこちらまで。

※当ブログはリンクフリーです。画像等も人物意外は連絡不要ですのでご自由にお使い下さい。

 

 

弟子屈町まで来ています。

アフィリエイト残高:483円

 

和琴混浴露天風呂です。

ここは屈斜路湖に突き出た和琴半島の付け根に沸く温泉なのです。

周りを屈斜路湖に囲まれています。

混浴温泉旅の1年半前の8月に来た時には大勢の観光客で賑わっていたのですが、今は誰もいません。

 

まず温度を確認します。

去年の富良野の吹上露天の時には

確認せずに裸になって入ったら、めちゃぬるくて上がるに上がれず困ってしまったので、

今回は慎重に事を進めたいと思います。

手を入れてみると

・・・

これがかなり熱いのですよ。

でも前に来た時には、場所によって温度が違ったような気がするのです。

富良野の失敗を反省し、念入りなリサーチの結果、こういう状況であることが判明しました。

おそらく源泉が手前右奥の方にあって、熱いお湯が手前側から湖側に流れているのだと思います。

うーむ、

我ながら鋭い分析力です。

ということで、初心者のワタクシなら向こうの湖の方なら何とか入れそうです。

しかし問題は

・・・

とても浅いのです。

水深は推定で20㎝ちょいでしょうか。

僕の体の厚さにやや足りないくらいです、たぶん。

 

服を脱ぎます。

気温は‐5℃くらいです。

この脱いでる時がいやなんですよね。

しかもいっぱい着てるから脱ぐのに時間がかかります。

うー、寒いぞ

・・・

どりゃあ。

ちゃぽん

・・・

あちちちち

・・・

でも

・・・

ふー、いい湯ですぜ、だんなあ。

ただ

・・・

浅いぞ。

カラダの中央のチョットだけ、

・・・

でっぱったとこが

・・・

潜望鏡のように水面から出ちゃうんですよ、どーしても。

でも、空気に触れると寒いので、ちゃぽちゃぽお湯をかけるしかないのです。

こんな恥ずかしい姿は誰にも見せられんぞ。

 

と、入って数分しか経っていない時です。

エンジン音がして3台の車が入って来たのです。

そして、どやどやと車から降りて来て大声で

チュウレンポアトン

ドワイスワンゲン

ツウイーソー

・・・

なにやら大声で話してます。

どうやらチャイナファミリーのようです。

・・・

そして、そのうちの一人が脱衣場からこちらに入ってきたのです。

高校生くらいの女の子でしょうか

・・・

角度的に女の子に潜望鏡を向けた格好になってます。

第三者が見たら、じーさんが女子高生に見せつけていると思わわれても不思議ではありません。

一瞬どうしようかと迷いましたが、

こちら側としては入ったばかりなので起き上がるとチョー寒いし、

かといって、お湯の中に深く身を潜めることもできない非常に選択肢が限られた状況にあるのです。

よくこういう露出オヤジが犯罪者としてyahooニュースに出てますが

・・・

ただこの場合、ここは浴場なので、

正義はこちら側にあるのではないかと。

むしろ向こうが覗きをしているという形になるはずです。

 

すると、チャイナJKは

・・・

お母さんらしき人の方を振り向いて

チンゲンサイ

・・・

呼ぶんじゃない、おかーさんを。

思わず潜望鏡を両手で握りしめてしまいました

・・・

えーと

・・・

話はまったく盛ってませんから。

 

やがて、チャイナファミリーは向こう側の屈斜路湖の方に消えてしまいました。

 

でも、とってもいい湯でした。

熱かったのは最初だけで、慣れると熱めの方に移動してもなんともありませんでした。

 

夕方です。

カラダが冷えてきましたので、また入ることにします。

不思議なことに今度はまったく熱くありません。

カラダが慣れてしまったのでしょう。

中級者ゾーンの深いところでゆったりと入ることができました。

ふー、いい湯ですぜ。

やがて、地元の方々も集まり出し、

おとーさん、おかーさんの話を聞きながらまったりと過ごしたのでした。

 

そして、フライパンと共に

屈斜路湖畔の夜は更けていきます。

 

朝です。

うーむ

初めて室温がマイナスになりました。

外気温は

‐13℃。

寒いぞ。

 

6時半過ぎに、屈斜路湖から昇る朝日を観ようと外に出てみると

・・・

今日は無理のようです。

すべてのものが凍っているかのようです。

 

おや、こんな時間に誰か温泉に入っているようです。

覗いてみると、おとーさんが、

入れー、あったかいぞう

と。

‐13℃の中での露天もいいかもしれません。

昨日でコツがわかりました。

極力服を着ないで行くのです。

そうすれば、すぐに脱げるので入る前の寒い時間が短縮できるのです。

靴下もはかず、

すたすたすたすた

と、速足で脱衣場まで行き、

しゃかしゃか

と脱いで

さみーぞお

ちゃぽん。

あっちゃあー

こんな幸せな世界がこの世にあるとは。

こりゃ極楽ですぜ、だんなぁ。

・・・

 

このおとーさんは、

東京の三菱重工で働いていたのですが、27年前に仕事を辞めて奥さんの実家があるこの土地に移り住んだのだそうです。

歳は63歳。

僕とほぼ同じです。

いろんな人生があります。

 

帰りはパンツ一丁で青まで帰ります。

まったく寒くありません。

あー、いい湯だった。

 

朝食を食べ

出発です。

 

湖畔から

一旦離れ、10分ほど国道を走り、再び湖岸に出ると

到着です。

 

中央やや右のこんもりしたところが和琴半島で、そのすぐ左がお世話になった和琴温泉です。

白鳥に興味はありません。

興味があるのは

・・・

どりゃあ。

ちゃぽん。

コタン温泉混浴露天風呂です。

のんびり湖畔の静寂の中で露天風呂を堪能しているように見えるでしょうが、

・・・

ひっきりなしに聞こえてくるのです。

ガコガコクエー

という白鳥の声と

・・・

チートイタンヤオ

ショウスワンゲン

という大声の会話が。

・・・

↑左端に写ってしまいました(水着を着てます)。

このすぐ左には海パンを履いて入ってるおじさんがいるのですが、

・・・

これって、濃厚接触者になるんでしょうか。

白鳥の声はともかく、大声会話が落ち着かないし、温泉に入らない方々が次々に覗きにくるので、

ただ一人全裸の日本人は早々に切り上げ、

・・・

南下します。

 

20分ほど走ると

道の駅摩周温泉に到着です。

今日はここまでです。

 

(注)実際の行動とはタイムラグがあります。

 

 

<収支報告>

昨日もありがとうございました。

日に日に増えてくんですが、いいんでしょうか。

 

残高:483円+4,100円=4,583円

支出:0円

繰り越し:4,583円

 

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4件のコメント

  1. やってくれましたねむーちん閣下!
    氷点下の混浴露天ビュー!
    雪見風呂最高です。
    ヘタレな私は南会津辺りで、しかも設備の整ったところで味わいましたが(妻同伴のため)それでも良かったです。
    隣が温泉だと何度でも入りたくなりますよね。
    またまた、2箇所とは恐れ入谷の鬼子母神。
    でも・・・あのけたたましい言語が、この日本の風情を台無しにしてしまいます。黙ってられないのでしょうかあの国の人達は?
    夜にランタンの明かりを頼りにフライパンをつつきながら、一杯やりながらの入浴の図・・・欲しかったな~。

    余談ですが、私の知り合いでhttps://air.ap.teacup.com/oncho/と言う方がいます。この方は本日、東北に旅立ちますが、以前から厳冬の北海道を何度かキャンカーで旅しており、今年も行く予定だったのですが雪が少ない、暖かいとの理由で今年は断念し来年にすることにしたそうです。
    どうもむーちん閣下と同じ臭いがするのですよ。
    密かに遭遇することを楽しみにしていたのですが残念です。
    ご一読してみてください。「青」にはまる前に「プチ家出」にはまってました。

  2. アハハ… ちんげんさいですか?
    ぼかしを入れるほどのものでは、なかったのではないのー
    その程度の潜望鏡では国際交流はできませんぜ ダンナ!

  3. 完全に写ってますから‼️みえてますから‼️放送いや 閲覧禁止ですから

  4. むーちんさん、今日はいつになく暴走してますねぇ
    腹抱えて笑っちゃいました

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