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鳥海山は40年前の思い出の山なのです



 

2017年6月末に60歳で定年退職し、自作キャンピングカー青の1号(後2号)で日本一周混浴温泉の旅に出ました。

◇ブログ第一話はこちらです。

日本一周混浴温泉の旅ルート

*2017年8月~2018年9月

◇混浴旅の第一話はこちらです。

 

2018年9月からは新たな旅に出ることにしました。

テーマは

日本一周海岸線の旅。アフィリエイト収入で日本一周できるのか

です。

◇海岸線の旅の第一話はこちらです。

 

札幌を出て205日目(年末年始の帰札日数を除く)。

山形県酒田市の宮海海水浴場まで来ています。

(注)現実の行動とはタイムラグがあります。

アフィリエイト残高:171,857円


 

宮海海水浴場です。

昼食を食べ

外に出ると、近くに停まっていたハイエースから出てきたおとうさんが、

ブログ読んでます

と。

仙台にお住まいの三山さんご夫妻です。

正面に見える風車の下あたりに釣りに来たらしいのですが、

釣り人の様子を見るとあまりに何も釣れていないので、諦めて向こう側から走ってきたら青の2号を見つけたのだそうです。

 

三山さんの車を見せてもらいました。

もちろん、自作ではなくハイエースをベースにした市販のキャンピングカーなのですが、

なるほどよくできています。

キッチンもステキなのですが、

・・・

これって使ってますか?

と聞くと、手を洗うくらいでほとんど使っていないそうです。

やはり

・・・

とくにコンロは使わないんですよ。

青の2号も、作った時にはこんな工夫をしたのですが、

結局室内のテーブルでカセットコンロを使うのが一番便利だということになるのです。

でも、ああいうのをつけないと売れないんでしょうね。

 

ところで世の中は狭いもので、

・・・

去年の12月に伊豆の戸田港で釣り人から

そのタイヤじゃバーストしますぜ

と言われ、前のタイヤを交換したことを書いたのですが、

その時にこんな写真を載せたのです。

実は、この右から三番目のキャップを被った方が三山さんの仕事上のお付き合いがある方なのだそうです。

ね、世の中狭いでしょ。

 

今日はこの近くのオートキャンプ場に泊まるそうです。

では、よい旅を。

 

ちらほら停まっていた車も夕方になると全くいなくなり

・・・

ひっじょうにさびしー

状態になってしまいました。

 

今日は、「出川の充電させてもらえませんか」を観ながらの

居酒屋・青の2号です。

和歌山の那智の滝がゴールらしいので、

もしかしたら、たらいの湯が出てくるかも

↑時々コメントをいただく方です

・・・

と期待したのですが、出てきませんでした。

 

朝です。

山側からちょっと遅い朝日が顔を出し、

海にその光を降りそそぎます。

 

今日も快晴です。

今日は鳥海山の西側を北上していきます。

 

釜磯の海岸です。

海岸に下りてみます。

美しい海岸です。

しかし、ただ美しいだけではないのです。

この風景の中にスゴイものがあるのですよ。

写真手前の、これです。

鳥海山に降った雪や水がここに湧き出しているのです。

いえいえ、先週とか先月降ったヤツではありません。

な、なんと数十年前に

・・・

降ったのが、地中を伝わり今頃流れ出しているのです。

ということは、

・・・

大島があの時

・・・

そう、40年前の夏の終わりに鳥海山の山頂でしたオシッコが今ここにたどり着いてるのかもしれないのです。

あっちには、

ポコポコと大量に湧き出してます。

手を入れてみると

・・・

大島のオシッコの温もりが

・・・

あるわけはありません。

冷てー!

手が千切れそうです。

手を奥にいれると、どんどん底なし沼のように入っていきます。

このまま体ごとこの底なし沼に入っていき、

地下水路を逆上っていき、

山頂に出たら、40年前の若き姿に戻っていました

・・・

などという想像の世界に入っていくワタクシなのでした。

 

案内板を見過ごしてしまったようですが

・・・

あの辺りが県境です。

山形県から秋田県に入ります。

 

三崎公園に青の2号を停め、展望台に上がっていくと

これから走る海岸線が遥か先まで見えます。

 

そして、象潟(きさかた)海水浴場に到着です。

今から40年前の夏。

大学のワンダーフォーゲル部に所属していた僕は、4年生になり最後の合宿地に選んだのが東北だったのです。

約20日間をかけ、真夏の東北の山々を渡り歩き、

最後に鳥海山に登り、

どこかの海岸に下りてきて幕営したのですが、

それがどこの海岸だったのか

・・・

昨日、同期の峰高にLINEで聞いてみると、

どうやらこの海岸らしいのですが

記憶にないのです。

テントを張った松林の中の記憶しかありません。

あれはどこだったのでしょうか。

 

おや、向こうに松林があります。

行ってみると、

・・・

伸び放題の雑草の中に

水の出ない炊事場と

閉鎖されたトイレがあります。

そうです。

ここに違いありません。

2隊に分かれて東北の山々を彷徨い、最後にここで峰高隊と合流し、この場所で合宿最後の酒を酌み交わしたのです。

そして、この山行を最後に僕は山から遠ざかったのです。

あれから40年後にこんな形でここを訪れるとは

・・・

若き日の夢の跡です。

 

スーパーで買い物をし、

飛くずれキャンプ場に到着です。

今まで雲で隠れていた鳥海山が

ようやくその姿を見せてくれました。

今日はここで眠ることにします。


 

<収支報告>

昨日もありがとうございました。

おかげさまで順調に旅が続けられています。

謝謝。

 

高:171,857円+2,640円=174,497円

支出:4,515円(食費)

繰り越し:169,982円

 

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むーちん:

View Comments (3)

  • 昔の写真がポンポンと出てくるものですね

    鳥海山に2週間前にいきましたが
    雪が残っていてきれいでしたよ

    (雪国の人にはなんの感動の無いかもしれませんが)

  • むーちんさん、こんにちは
    先日、酒田で初めてお会いした時、もっとこわーい顔の方が車から出てくると思っていましたが、とてもやさしそうなイケメンが現れ、とても意外でした。「鶴瓶の家族に乾杯」の映像では、背の高い(一緒に映ってた女性の背が低かったせいですね)サングラスをかけた怖いおにいさんが映っていましたから。色々な旅での出来事や車の装備の話をさせていただき、またオープン前の居酒屋青の2号の車内まで見せていただき、大変楽しいひと時を過ごす事が出来ました。またどこか旅先でお会い出来るのを楽しみにしています。その時には是非、居酒屋(焼き鳥屋?)で一杯やりたいですね。
    旅も残り僅かですが、無事にゴールする事を祈念いたします。
    みやちゃん号より

  • 鳥海山、わんだふぉ~!!!
    ∩( ´∀`)∩ 
    バンザイ、バンザイ、バンザ~イ!

    ムーチン・ワンゲル隊、登頂おめでとうございます。40年前とのことですが、「熱」が「チカラ」が、確かに伝わってきました。

    火口湖らしきを歩む、あの整然とした隊列に着想を得えた監督が「八甲田山」の映画化を決意した、と噂しても拡散してしまいそうな臨場感。

    獲物三体が熊柱となり燃え上がるファイアーウォールは、その後の青年達を永遠に照らし続けていくことになるのですね。素敵なスバラシキ青春です。

    「釜磯の湧水」も初見初耳でした。ジオパーク・ヲタには堪らない情報です。ありがとうございます。「大島のオシッコの40年の温もり」でGoogleマイプレイスにラベリングさせて頂きました。大島様、すみま、、、(架空の方ですよね)

    長くなり恐縮ですが最後に、冒頭の目玉焼きらしきに描いたケチャップ。ウインナーがないとムー様の心の叫びがうまく伝わらないかもと、少しだけ心配しております。