この物語は、札幌在住のサラリーマンが60歳で会社を辞め、トラックの荷台に小屋を建て、脳梗塞や痛風やヒグマに行く手を阻まれながらも、世界のどこかで吹いているという伝説の「青の風」を探し求めて未知なる旅を続ける壮大なファンタジー・アドベンチャーブログである。
〈第1章〉退職へ。人生第3のステージへの幕開け(2017年4月〜6月)第一話はこちら。
〈第2章〉日本一周混浴温泉の旅(2017年8月~2018年9月)第一話はこちら。
〈第3章〉日本一周海岸線の旅(2018年9月~2019年5月)第一話はこちら。
<番外編>2018ロシアW杯観戦の旅(2018年6月)第一話はこちら。
↓今ここ
〈第4章〉真冬の北海道厳寒の旅(1/13~)第一話はこちら。
※登場人物紹介
※これが青の3号だ
詳しくはこちらまで。
※当ブログはリンクフリーです。画像等も人物以外は連絡不要ですのでご自由にお使い下さい。
長万部町まで来ています。
アフィリエイト残高:28,715円
長万部駅です。
いつもはここから10分くらいにある長万部キャンプ場に泊まるのですが、
今はクローズしているはずです。
車中生活者になって2年半経ちますが、鉄道の駅に泊まるのは初めてです。
駅の外にあるトイレが24時間開いているのです。
アオリからは駅が無料で観放題です。
鉄道が通る音も聞き放題です。
鉄っちゃんにはお勧めの車中泊場所ですが、
鉄っちゃんじゃないと
・・・
ただうるさいだけかもしれません。
ちなみに
・・・
多くの方はわからないと思いますが、恐ろしいことに列車というのは終電で終わるわけではないのです。
あれは2003年に東京に転勤になった時のことです。
住居を探さなければならないのですが、実はずーっと前から東京に転勤になったら住もうと思っていた場所があるのです。
横浜です。
いえ、横浜は横浜でも
・・・
恐山の近くの横浜ではありません。
念のため。
街の明かりがとてもきれいなブルーライトな横浜の方です。
でもブルーライトな横浜ならどこでもいいというわけではありません。
高校時代よくうろついた
港の見える丘公園や
山下公園や
アンパンマンミュージアムがある
・・・
このあたりです。
ちなみに黄線で囲った風俗街や飲み屋街やラブホや場外馬券場があるエリア、すなわち野毛とか黄金町が横須賀会長が毎日のように出没していた危険地帯です。
*その成れの果てのブログはこちら。
ところがいい賃貸物件がないのですよ。
ほとんどが分譲なのです。
そして、探して探して探しまくっているうちにどんどん内陸の方に行ってしまい、
辿り着いたのが、相鉄線の西横浜駅の近くの、一時アゴヒゲアザラシのタマちゃんが
↑イメージです。
迷い込んで話題になった川の近くのこのマンションなのです。
できたばかりのマンションで展望も良く非常によかったのですが、
たった一つ、
目の前を、相鉄線、横須賀線、東海道線が通っていて列車の通過音が聞こえてくるのです。
ただし、普通の列車音ではないのです。
目の前のタマちゃんが生息する川に橋が架かっていて、その橋の通過音がもの凄いのです。
そうなのです。
相鉄線、横須賀線、東海道線3本上下の列車が通るたびに、爆音のような音がそれこそ分刻みで聞こえてくるのです。
部屋の中で2mの濃厚接触者距離で会話している声も聞き取れないくらいなのです。
同行した不動産会社のおねーさんも、
ここは止めといた方がいいと思いますよ
と、アドバイスしてくれたのですが
・・・
鉄道関係にまるで無知な僕は考えたのです。
どうせ終電が終われば聞こえなくなるんだろう
と。
ところがです。
貨物列車が一晩中通るのですよ。
ひっきりなしに。
防音カーテンを買ったりしたのですがまるで効果がなく
・・・
しかし、人間恐ろしいもので、
初めは通るたびに目が覚めていたのに、
そのうち、全く気にならなくなり、
その列車音生活が終わる3年半後には、なんと
列車音がないと眠れないカラダになってしまったのです
・・・
人間の適応力は凄いぞ。
気温は
なんと、8℃。
道南はもう春です。
ハシゴを出して、
久々にソーラーを立てます。
実は、南下するにしたがってどんどん気温も上がってきたので、2日ほど前から冷蔵庫の電源を入れているのです。
だから、電気の減りが早いのです。
その代り日が高くなったので、がんがん充電できます。
今日も日が暮れていきます。
そして、今日も一人寂しく夜を迎えます。
でも、列車の音で外はけっこう賑やかです。
朝です。
朝食を食べて
出発です。
お、車中生活者の味方、モダ石油です。
給油します。
モダはセルフだと思ったら、ここはおにーさんが入れてくれるようです。
モダの中でセルフではないのは、旭川の本社とここだけなのだそうです。
ついでに灯油も頼みました。
でも、モダで入れるといつもはルーレットが回って必ずアタリが出て4-5円安くなるのですが、
セルフではない分、それがないようです。
10分ほど走ると国縫(くんぬい)海浜公園に到着です。
やはり
・・・
閉鎖されてましたか。
実は昨日ここに泊まろうと思っていたのですよ。
あー、長万部駅にしといてよかった。
そして、ここに青を置いて、歩いてこの先まで行きます。
橋が見えます。
寒々とした冬の海岸です。
橋を渡り終えると見えました。
国縫漁港です。
す、すげ!
ね、すごいでしょ。
・・・
え?何が
・・・
って、
この漁港こそが日本初となる「島式漁港」なのです。
上から見ると
ね、ビックリマンでしょ。
*島式漁港
砂浜海岸で発生する漂砂による港内埋没を防ぐ目的で水産庁が考案。砂の移動が少ない沖合に島を設け、連絡橋によって陸地と結ぶ。浚渫(しゅんせつ)経費の削減などの効果が期待できるとされる。同庁によると国内初は北海道長万部町の国縫(くんぬい)漁港。~コトバンク~より
海岸線の旅で秋田の道川漁港を偶然訪れた時に、
この国縫漁港のことを知ったのです。
さらに南下し、
噴火湾パノラマパークに寄り、
天気のせいなのか、名前ほどではない景色を眺め、
いつもお世話になるヤクモ飲料さんで
水を補給させていただきます。
ありがたや、ありがたや。
さらに海岸線を南下していくと
おお、うっすらと
肉眼では見えているのですが
・・・
駒ヶ岳です。
・・・
残念。
↓2018年10月撮影
そして、道の駅YOU・遊・もりに到着です。
今日はここまでです。
(注)実際の行動とはタイムラグがあります。
<収支報告>
いつもありがとうございます。
おお、元気百倍です。
謝謝。
残高:28,715円+3,420円=32,135円
支出:2,533円(軽油)+768円(灯油)=3,301円
繰り越し:28,834円
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