この物語は、札幌在住のサラリーマンが60歳で会社を辞め、トラックの荷台に小屋を建て、脳梗塞や痛風やヒグマに行く手を阻まれながらも、世界のどこかで吹いているという伝説の「青の風」を探し求めて未知なる旅を続ける壮大なファンタジー・アドベンチャーブログである。
〈第1章〉退職へ。人生第3のステージへの幕開け(2017年4月〜6月)第一話はこちら。
〈第2章〉日本一周混浴温泉の旅(2017年8月~2018年9月)第一話はこちら。
〈第3章〉日本一周海岸線の旅(2018年9月~2019年5月)第一話はこちら。
<番外編>2018ロシアW杯観戦の旅(2018年6月)第一話はこちら。
↓今ここ
〈第4章〉真冬の北海道厳寒の旅(1/13~)第一話はこちら。
※登場人物紹介
※これが青の3号だ
詳しくはこちらまで。
※当ブログはリンクフリーです。画像等も人物以外は連絡不要ですのでご自由にお使い下さい。
函館市臼尻町まで来ています。
アフィリエイト残高:31,374円
道の駅縄文ロマン南かやべです。
山の中に忽然と現れた隠れ家・・・という感じの道の駅です。
そして、着いたとたんに、安心感のようなものが感じられる道の駅です。
売店はこじんまりとしていますが、
建物自体がまるでナバロンの要塞のようなのです。
僕なんぞが少しぐらい押したり、蹴ったりしてもビクともしないような頑丈な造りなのです。
(注)普通はそうです。
トイレも
・・・
ボボ・ブラジルがココバットかましても、もろともしないような感じです。
海抜も53mなので、
たとえ52mの津波が襲って来ても、1m手前で止まるような造りになっているのです
・・・
スゴい道の駅です。
やはり縄文ロマンの血が脈々と受け継がれているのでしょうか。
よくぞこんなものを車もあまり通らなそうなこんな山の中に造ったものです。
薄暗くなってきました。
既に独りぼっちになってしまいました。
・・・
まだ6時だというのにこの寂寥感は何でしょうか。
でも、僕のために気を使ってくれたのか
・・・
電気を点けてくれています。
↑そんなわけはありません。
ありがたや、ありがたや。
また今夜も寂しく夜が更けていきます。
東の空が明るくなります。
朝日が昇る前からソーラーを立てます。
昨日の晩から冷蔵庫の電気を切り、食料を後ろの物入れに入れておいたので、
バッテリーは落ちてはいませんが、
電気がピンチなのです。
ブログを書いていると、窓から日が差してきました。
みるみるうちに電気が貯まっていきます。
やれやれ、これで何とか持ちそうです。
でも、こうやって電気をやりくりしながらの旅もなかなかに楽しいものなのです。
たぶん、こういうことを楽しいと思えないと、こんな旅は続けられないのだと思います。
朝食を食べて
出発です。
海岸線を南下していき、
函館市に編入される前は、長らく北海道で一番小さな面積の村だった、
とどほっけ村
に入ります。
スゴい名前です。
どんな字を書くかというと
こんな字です。
そして、海岸線に沿って道をクネクネと、前髪クネ男のように走っていくと
到着です。
水無海浜温泉です。
すぐ上の駐車スペースに青を停め、
てくてくと海岸に下っていくと、
どーんと、
現れました。
潮が引いてないと入れない温泉なのです。
さっそく全裸になり
・・・
ちゃぽん。
あっちゃー!
いい湯ですぜ、だんなあ。
極楽、極楽。
あー、生きててよかった。
日本全国の混浴温泉をほぼ知り尽くしたワタクシの中でも、間違いなく10本の指に入る混浴露天風呂だと思います。
湯船ビューです。
ここはこの湯船だけではなくあちこちからお湯が沸いているのです。
だから、その時々の状況によって適した湯船に入ることができるのです。
それにしても
・・・
僕が来た時にテレビのクルーらしき4人がカメラを回していたのですが、
・・・
こんな注意書きが書いてあるのに、
そのすぐ前に路上駐車して撮影してました。
いい画を撮りたいのなら、その前にヒトとしてちゃんと守らなきゃいけないことがあるでしょ。
だからテレビはとやかく言われるんですぜ
・・・
どこのテレビ局だ。
まさか、この方の局では
・・・
海岸線の旅で来た時にはここに泊まったのですが、
海岸から昆布を採って背負ってきた向こうのあの家のおかーさんは元気なんでしょうか。
今日はここには泊まらずに先へ進みます。
来た道を一旦戻り、
山の中を通り、
道の駅なとわ・えさんに到着です。
今日はここまでです。
(注)実際の行動とはタイムラグがあります。
<収支報告>
いつもありがとうございます。
旅も終盤に入ってきました。何とか乗り切れそうです。
謝謝。
残高:31,374円+2,710円=34,084円
支出:0円
繰り越し:34,084円
栄枯盛衰。
奢れるものは久しからず
・・・
一時は昇り龍のような勢いも、今は昔。
坂を転がるように転落していきます。
とほほ。
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