冷たい辞令が出ました

 

退職まで2週間となってしまいました。

 

昨日辞令が出て社内に掲示されました。

A4サイズの用紙に書いてあったのは、僕の名前と退職日と

定年退職

のたった四文字だけ。

28年も働いてきたにもかかわらず

・・・

たったの四文字です。

ううっ ←泣いてます

・・・

なんて冷たい辞令なんでしょうか。

28年という歳月をたった四文字で精算しようとしてるのでしょうか。

ヤリ尽くしたオンナには用はないんでしょうか。

出会った時にはあれほど愛し合ったのに

・・・

まったく愛が感じられません。

 

もっと、なんか他に書きようがないんでしょうか。

スペースは空いてるんだからせめて、

「長い間ご苦労様でした」

とか

「残り少ない人生に幸あれ」

の一言を付け加えるとか。

・・・

それがダメなら、

「一応軽く引き留めはしましたが本人の意思で定年退職です」

というような簡単な説明文を加えるとか

・・・

って、やっぱ変だよな。

辞令だもんな。

 

で、周りのヒトによく聞かれるのが、

退職して何をやるの

ということと、

暮らしていけるの

ということです。

「何をやるか」は置いといて年金貰えるまであと5年。

果たして暮らしていけるのか。

まあ、今のニッポンに暮らしていれば何とかなるでしょう。

というか、何とかなりそうだから辞めるわけで。

ただし、それほど大きな蓄えがあるわけではありません。

豪邸なんかもちろん買えないし。

でも、

白いベンツに乗ろうとも思わないし、

ローレックスなんかもほしくないし、

一人でハワイなんかも行きたくもないし、

豪華クルーズで旅をしたいとも思わないし、

子供とか孫とかにお金を遺す気もないし、

愛人だって

・・・

まあ普通の生活ならなんとかできそうな程度のものです。

 

そりゃ、もっとお金があれば安心です。

でも上を見てもキリがないし、それより残り少なくなってしまった時間の方が惜しいです。

あと何年生きられるかわかりませんが、好きなことをやって生きていこうと思います。

だってせっかくこの世に生まれてきたんですもんね。

しかも日本という何でも自由な国に。

 

 

妻が、DMMでスカイプを使って英会話を習っています。

相手は東欧の人たちが多いらしいのですが、

あるボスニア・ヘルツェゴビナの人がこんなことを言っていたそうです。

若い日本人はみんな同じことを言います。

「将来の希望が見えない」

と。

でも、私には明日が見えない。

家には今10ドルのお金しかありません。

小さな子供もいるのに。

 

日本は恵まれた国であるにもかかわらず、若い人達に将来が見えない国のようです。

こんなにいい国なのに。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です