酔ってしまいました。
酔った勢いで書いてます。
明日の朝には消してしまっているかも知れません。
旅に出ていると、全国的なニュースはNETで入ってくるのですが、地元(北海道)のニュースはほとんど入ってきません。
昨日の夕方のことです。
サラリーマン時代にお付き合いのあった方から、LINEが入りました。
そこには北海道新聞のコピーが添付されていました。
サラリーマンを38年間やっていて、おそらく出会った方は千人を超えていると思うのですが
・・・
このヒトはスゲーな
と思ったヒトがたった一人だけいます。
だからといってそのヒトのようになろうと思ったことはないのですが、もしそのヒトに
オレについてこい!
とか言われたら、
たとえそれが間違っていることがわかっていたとしても・・・ついていったんじゃないかな、というような怪しい魅力持ったヒトなのです。
出会った当時札幌の大手広告会社の部長が
世の中にあんなヤクザみたいなヒトがいるもんだねー
と感心してたことを覚えているのですが
・・・
イメージ的には、西郷ドンを
・・・
凶暴にしたようなヒトです。
以前、福岡の住吉橋の丼丸の大将・小関さんのことを
紹介した時に、
1993年に北海道で初めて開催された女子プロテニスツアー、「札幌レディスオープン」のことを書きました。→全く記憶にございません
試合中に外人女性審判が
シャーラップ!
と叫び、観客席を指さしていたその先にいたのが、会場内に焼酎を持ち込み飲んでいたオヤジ二人・・・その内の一人が小関さんだということを書いたのですが
・・・
もう一人がそのヒトなのです。
北海道初の女子プロテニストーナメントを実現させたトップがその二人だったわけで、その実行部隊の内の一人が僕だったのですが、
・・・
大会が始まる直前に、出場予定だった(ポスターに印刷していた)伊達公子からキャンセルの連絡が入り(直前の全米オープンでベスト8に入ったため格下のこの大会をキャンセルした)そのことをそのヒトに連絡すると、
・・・
関係者全員すぐ京王プラザホテルに集合するように
という指令が入り、夜10時過ぎに札幌駅前のホテルに集まったわけですが
・・・
このイベントを招聘した会社の社長に、そのヒトはドスのきいた声でこう言ったのです。
今すぐ東京に戻って伊達を連れて来い。もし伊達が来なかったら、二度と北海道の土を踏ませねーからな。
と。
そして、続いて菅原文太のような低い声でこう言ったのです。
月夜の晩ばかりじゃねーぞ!
こんなセリフは「仁義なき戦い」のような映画の世界だけのものだと思っていたのですが、まさか実際に聞くとは
・・・
そのイベントを機に凶暴な西郷ドンとのお付き合いが始まり、彼の仲間たちと日本のみならず海外にも遊びに行ったりしていたのですが
・・・
昨年春です。
あの凶暴なオトコが、ついに地元の経済界のある組織のトップまで昇り詰めたのです。
僕は引退してしまいましたが、彼はあと数年は北海道経済界にその剛腕を振るうのだとばかり思っていたのですが
・・・
送られてきたLINEの北海道新聞の記事は
体調不良のため引退
という内容でした。
詳細は不明ですが、昨年秋に病に倒れ、以来リハビリを続けているそうです。
彼が倒れる前にいち早く引退をしてしまった僕ですが、
サラリーマン後期の、ただ意味もなく楽しくキラキラと光輝いていたのは、彼とその仲間たちとの時間でした。
嗚呼、一つの時代が終わってしまったんだなと、
昨日はそのことばかりを考えていました。
僕が昨年6月に退職した直後に、ゴルフに誘われて酒を飲んだ時です。
僕はてっきり彼にこう言われると思ったのです。
中途半端でサラリーマン辞めやがって
と。
しかし彼はポツリとこう言ったのです。
いさぎいいよなあ
・・・
サラリーマン生活を途中で投げ出してしまったような、ある意味罪悪感のようなものを感じていた僕にとっては何よりも嬉しい言葉でした。
リハビリの大変さを知ることはない僕ですが、なんとか立ち直ってもらい、仕事とは別の新しい人生を楽しんでもらいたいと思います。
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今日も青い風が吹きますように。