この物語は、札幌在住のサラリーマンが60歳で会社を辞め、トラックの荷台に小屋を建て、脳梗塞や痛風やヒグマに行く手を阻まれながらも、世界のどこかで吹いているという伝説の「青の風」を探し求めて未知なる旅を続ける壮大なファンタジー・アドベンチャーブログである。
〈第1章〉退職へ。人生第3のステージへの幕開け(2017年4月〜6月)第一話はこちら。
〈第2章〉日本一周混浴温泉の旅(2017年8月~2018年9月)第一話はこちら。
〈第3章〉日本一周海岸線の旅(2018年9月~2019年5月)第一話はこちら。
<番外編>2018ロシアW杯観戦の旅(2018年6月)第一話はこちら。
↓今ここ
〈第4章〉真冬の北海道厳寒の旅(1/13~)第一話はこちら。
※登場人物紹介
- 現役時代関係の人々
- 旅先で出会った人々・前編 ←後編は近日公開
- ススキノ&僕の周辺の人々 ←たぶんそのうち公開
※これが青の3号だ
詳しくはこちらまで。
※当ブログはリンクフリーです。画像等も人物意外は連絡不要ですのでご自由にお使い下さい。
えーと
・・・
今は1月31日の午前8時前。
リアルタイムです。
昨日から道東方面は大荒れなのですが、
先ほど、このブログを書いている途中にトイレに行きたくなって外に出たのですが
・・・
ひざ下まで積もってます。
青の3号も雪に埋もれてます。
しかも、ご丁寧に
・・・
邪魔にならないようにと、広ーい駐車場の一番片隅に停めてます。
脱出できるんでしょうか。
雄武町の日の出岬まで来ています。
アフィリエイト残高:▲4,865円
道の駅しか泊まれない小心者
・・・
というフレーズが頭の片隅を横切り
・・・
急遽泊まることにした日の出岬の駐車場です。
その名のごとく、明日は日の出が観られるのでしょうか。
いつも以上に寂しい夕暮れです。
夕食は、圧力鍋おでんを一人寂しく食べ
・・・
いつもだけど。
そして、
さあ寝るか
と、歯を磨こうとドアを開けようとした時です。
ドアの向こう側のキッチンの方で
ガタ!
と何かが落ちる音がしたのです。
・・・
はて、なにが落ちたんだ?
恐る恐るドアを開けようとすると
・・・
ドアが開かないのです、上の方が10㎝くらいしか。
・・・
まずいかも。
すぐにわかりました。
いつもは運転席に置いてあるスノーブレードを、今日に限ってキッチンのシンクの所に立てかけて置いたのです。
おそらくそれがなんかの振動で落下して、ドアを塞いでしまったのだと思います。
隙間に手を入れられれば取り除けるのですが、下の方は隙間がほとんどありません。
でもまあたいしたことはないだろ
と、この時点ではタカをくくっていたのですが
・・・
なんか細い棒みたいのはないか
・・・
ありましたぜ。
カーテンのレールに使っている伸縮棒です。
これをドアの上の方の隙間から入れてと
・・・
どーだ
・・・
がしゃ!
・・・
し、しまった。
落としちゃいました。
まず、扉の向こうがどうなってるのか把握した方がいいな。
と、隙間からスマホを入れて
パシャ。
見ると
・・・
スノーブレードがドアを塞ぎ
・・・
さらに、マヌケなことに、伸縮棒まで
・・・
2重にロックされとる。
どうする
・・・
窓から脱出するか。
でも、窓は液体発泡スチロールで塞いであるのです。
去年やっていたコーキング材よりヤワだと思ってこれにしたのですが、なかなかに強力なのです。
おそらく、足でガンガン蹴ったくらいでは外れないでしょう。
こうなったら、ドアのコーススレッド(ネジ)を抜いてドア自体を外すか
・・・
しまった
・・・
インパクトドライバーがキッチンの下にあるんだった。
もしあったとしても構造上ドアを開けてからでないと蝶番は外れないのです。
うーむ
・・・
夏の道の駅なんかだったら周りの人に助けを求められるのですが、今いるのは
・・・
真冬の日の出岬。
いくら泣き叫ぼうが、だーれもいません。
正面突破しかなさそうです。
なにか細くて先端がキュッと曲がってるようなものは
・・・
おお、あった。
孫の手が。
今までこれが登場したのは
・・・
1年半前に伊達のアルトリ岬キャンプ場で夕陽をバックに
くえー!
とやった時以来になります。
今度は落とさないようにしっかりと握り、
孫の手を隙間から入れ、
・・・
このあたりで
・・・
んしょ
・・・
どーだ
・・・
くえー
・・・
開いた。
けっこう焦りました。
でも、あのまま開かなかったらどうなってたんでしょか。
110番しておまわりさんに来てもらうことになるんでしょうか
・・・
でも内鍵を掛けてるからおまわりさんも困ったでしょう。
あーよかった。
マヌケな老人にならなくて。
朝です。
室温は
4℃。
外気温は
-9℃。
・・・
去年行った冬の予行演習旅では、このくらいの温度になると、
な、なんと-9℃ですぜ、だんな!
などと、大げさ君に騒いだりしていたのですが
・・・
こんなのが毎日続くと当たり前になりすぎて、なんの感動もなくなってしまいました。
なんという悲しい生き物なのでしょうか人間は
・・・
お、東の空が明るくなってきました。
展望台の方に行ってみます。
冬の夜明け前のオホーツクです。
そして
・・・
日が昇ります。
荘厳な朝です。
あー、よかった。
ここに泊まっといて。
おかげでいいものを観ることができました。
必殺おでんそばを食べ
ストーブとポリタンを定位置に置き
自作シューズを天井からぶら下げ
・・・
↑床に置いとくと着いたときに冷たくなってるのです
・・・
出発です。
うひゃー。
気持ちいい朝です。
道路にも雪がないし、
快適なドライブになりそうです。
漁港があります。
ここは1年半前の秋に寄ったところです。
今は誰一人いません。
港には氷が浮いていました。
太陽に向かって走ります。
興部町の市街地に入り、
道の駅おこっぺに到着です。
昨日はここに泊まろうと思っていたのです。
そして、この列車の中に寝てみようかと、
と、思ったら
・・・
ブルーシートで覆われてました。
実はあれは列車なのですが、あの中に無料で寝ることができるらしいのです。
夏はライダーたちで大賑わいらしいのですが
・・・
さすがにやってませんでした。
ここは、約30年前はJR名寄本線の興部駅だったところなのです。
平成元年4月30日に最後の列車が走り、68年の歴史に幕を閉じたのだそうです。
南に走ります。
穏やかな日です。
風がまったくありません。
紋別市内に入り、
モダ石油で給油し、
ついでに、灯油も給油し
イオンで買い物をし、
海岸線に下り
紋別ベイエリアオートサイトに到着です。
上から見ると
・・・
あそこに停めてます。
今日はここまでです。
(注)実際の行動とはタイムラグがあります。
<収支報告>
昨日もありがとうございました。
コツコツやってますが
・・・
なかなか赤字体質から抜け出せないようです。
残高:▲4,865円+1,070円=▲3,795円
支出:2,800円(軽油)+1,272円(灯油)+4,467円(イオン)=8,539円
繰り越し:▲12,334円
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View Comments (8)
脱出できるんでしょうか?といいながら、随分と遠くまで行って写真撮ってるじゃないですか。
まるで川口浩探検隊ですね。前人未踏の洞窟に川口が入る!っていいながらカメラさんが前から撮ってるというのに似てます。
厳寒の荒野で閉じ込められてしまった、むーちんさん、手に汗を握る脱出劇でした。青田赤道の登場もむーちんさんとオーバーラップし嬉しかったです。
港の氷は「はすごおり(蓮氷)」とよばれる現象でしょうか?
綺麗ですね。
いつか体感しに行けたらな〜。
ムーちんさんが、もっとたくさんの絶景に出会えますように、
ナム、ナム。
無理はなさらず、お気をつけて。
モダ石油紋別SSのレシートに日付も写っていますよ。
(これは、単純なミスなのか?はたまた練りに練られたトリックなのか?)
青の3号の周りの積雪に嘘偽りはないでしょうが、今日31日は、どこで夜明けを迎えたんでしょうか?
3、4日後のブログが楽しみです。
スナフキンさんコメントありがとうございます。
今朝の冒頭はほぼリアルの状況を書いたのですが、本文についてはいつも最後に書いているようにタイムラグができています。
そのうち追いつきたいとは思っているのですが・・・ご了承ください。
ポールさんをはじめとする「現役時代の関係の人々」と、僕をはじめとする「ススキノ&僕の周辺の人々」のほとんどが、「脱出できるんでしょうか」の話しは、盛ったな‼️と思っていますwww.
ああそうか、勘違いしてました。
青の3号の向こう側にあるのが道の駅なのではなくて、チキンな方は道の駅を背にして写真を撮っていたんですね!
寝ている間に、不心得者にアオリを上げられてしまうことはないのですか?