車検のため、舞鶴からフェリーで札幌に戻ってきています。
この1枚の写真が、
60を過ぎてからの僕の人生に少なからず影響を及ぼした
・・・
ということを「僕の針路を変えた一枚の写真」で以前書きましたが、その中で
いつかこんなキャンピングカーを自分でも作ってみたい。そして世界を周ってみたい
ということを書きました。
世界を周る。
その最初がロシアW杯になるのでは
・・・
と漠然と考えていたのです。
そして、昨年の7月。
会社を退職した翌週に、出来上がったばかりの青の1号で初めて宿泊しようと石狩の海岸に行ったときに、NHKの「鶴瓶の家族に乾杯」のロケ隊に遭遇し、思わず
こんなことを言ってしまったのですが
・・・
確かに漠然とそのようなことを考えてはいたものの、実際行けるかというと・・・実現には数々のハードルがあるはずであり自分自身半信半疑だったのです。
そして、日本代表のゲームの開催地も決まり、具体的に考えられるようになってくるとやはり様々な問題が出てきました。
青の1号でロシアに入るには、鳥取の境港から韓国のトンヘを経由してウラジオストクに入るルートしかありません。
ロシア国内片道約12,000㎞、往復24,000㎞の旅になります。中国を通っていければやや近くなるのですが、外国車はNGです。
この距離は、北海道の最北端宗谷岬から九州の最南端佐多岬までがおよそ2800kmなので、日本列島の北から南まで4往復強ということになります。
一方、ロシアW杯での観戦者はNOビザでW杯の期間+前後10日まで滞在が可能なので50日間。
境ーウラジオストク間のフェリーが週1便ということや、通関の日数、試合観戦前後は移動できないので、移動できる日を30日とすると、毎日800㎞走らなければならないことになります。東京ー広島間くらいです。
ホンキ出せばなんとかなりそうですが
・・・
ということで、NHKのゴールデンタイムの番組で全国の皆様に、あんなことを言ってしまったのですが、日が経つにつれ現実的には無理だなとほぼ諦めていたのです。
まずはビザの問題です。50日ではどうしても厳しい。
90日のものがありますが、ロシア企業からの要請書が必要なのです。プーチンに頼めれば何とかなるのですが
・・・
そして一番の問題は交代で運転してくれる相棒がいないことです。
旅の途中で会った中学時代のクラスメイトだった原に聞いてみると、
仕事に就いた直後でダメらしいし
・・・
ワンゲル同期の峰高にも
何気に聞いてみたのですが
・・・
そんなことしたら二度と家に入れてもらえんだろーなあ
・・・
らしいし。
金のらくだのマスターにも
毎日来てたイナダも東京へ転勤になって客が誰も来ないんだからしばらく店閉めてもいーでしょ
と誘ったのですが・・・
でもナカモトさんが来てくれてるし
・・・
らしいし
・・・
実は少し前に書いた
の中で、一緒に旅をしてくれるポール・ニューマンとキャサリン・ロスを募集しましたが
・・・
その想定の旅とはロシアが頭の中にあったのです。
ところが
・・・
どう転がっていくかわからないのが人生です。
3月の末に車検のために一時札幌に戻ってススキノで飲んだくれていたら
・・・
突如目の前に現れたのです。
いえいえ、キャサリンではなく
・・・
ポールが。
そう、旅の相棒のポールが見つかったのです。
ポールです
・・・
そして、ポールがこう言うのです。
プーチンと知り合いだから90日のビザなんて楽勝ですよ
と
・・・
続く。
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飛行機で行くものだと思ってましたよ。。。