この物語は、札幌在住のサラリーマンが60歳で会社を辞め、トラックの荷台に小屋を建て、脳梗塞や痛風やヒグマに行く手を阻まれながらも、世界のどこかで吹いているという伝説の「青の風」を探し求めて未知なる旅を続ける壮大なファンタジー・アドベンチャーブログである。

＜にっぽんを描く14＞アルトリ岬の夕景～北海道

• 〈第1章〉退職へ。人生第3のステージへの幕開け（2017年4月〜6月）第一話はこちら。
• 〈第2章〉日本一周混浴温泉の旅（2017年8月～2018年9月）第一話はこちら。
• 〈第3章〉日本一周海岸線の旅（2018年9月～2019年5月）第一話はこちら。
• ＜番外編＞2018ロシアW杯観戦の旅（2018年6月）第一話はこちら。
• 〈第4章〉真冬の北海道厳寒の旅（2020年１～2月）第一話はこちら。
• 〈第5章〉夏の北海道ソロキャンプの旅（2020年6月～9月）第一話はこちら。
• 〈第6章〉日本全国島巡りの旅〈2021年3月～8月〉第一話はこちら。
• 〈第7章〉にっぽんを描く旅〈2022年5月～〉第一話はこちら。

※登場人物紹介

1. 現役時代関係の人々
2. 旅先で出会った人々前編・後編
3. ススキノ＆僕の周辺の人々

※これが青の3号だ（冬仕様）

詳しくはこちらまで。

※当ブログはリンクフリーです。

（注）実際の行動とはタイムラグがあります。

 

 

黒字になるまで戻ってこれない＜にっぽんを描く旅＞。

現在の収支は▲6,595円です。

8月20日までの目標（▲6,000円）まで▲595円です。

＊「VIRTUAL 青のギャラリーpart１」はこちら。

 

三笘くんがついに２戦目でプレミアリーグデビューしました。

0‐0の残り15分からでしたが、

エンドラインギリまで持ち込みマイナスのラストパス

という得意技が早くもさく裂。

グロス（たぶん）が放ったシュートは惜しくもゴール左に外れましたが存在感を見せつけました。

たぶんこれから出場時間も増えていくはず。

世界最高峰のイングランドの地で光り輝いてほしいものです。

 

 

北斗市の上磯ダム公園キャンプ場まで来ています。

 

朝です。

おおおおおおー

太陽だ！

なむなむ

・・・

などと、なむなむしてる場合ではありません。

青の3号を太陽と直角になる位置に動かして、

梯子を出し、

うんせうんせと上り、

いつもより気合を入れて、

どりゃあああ！

はあはあ

・・・

なむなむ。

電気が壊滅状態だったのですよ。

昨日の昼にずっと冷蔵庫に繋いでいた4号が瀕死状態なので、夜寝る前に残るは3台のみ。

まず、夜中に冷蔵庫の電源を繋いでいた3号が死に、

（注）電源が落ちると真っ暗になるので目が覚めた時にわかる

付け替えた2号も1時間も経たないうちに床に這いつくばり、1号に付け替えたのですが、

それも息絶え絶えになって朝を迎えていたのです。

 

ソーラーパネルを立てていない電源は、

9Wに対し、

立てたパネルに繋いでいる電源は

57ｗ。

よしよし。

午前中だけでも日が照ってくれれば何とかなるでしょう。

 

朝食を食べ

外に出ると、

が～ん！

太陽の意気地なし！

こうなれば走って走行充電するしかないですね。

 

海沿いまで南下し、函館山を右に見ながら東に走り

函館市街を抜け

湯川漁港に到着です。

 

港内をぐるっと周ってみると、

お、向こうに釣り人発見。

テトラの中のソイ狙いらしいですが

・・・

まったく釣れんわ

と。

この方はどうでしょうか。

南茅部の方に行こうとしたものの昨日の豪雨で通行止めになっていてここで釣っているのですが、初めてなので何が釣れるのかまったくわからないそうです。

なんか活気がありません。

でも、ヒマだしとりあえず竿でも出してみるか

と準備をしようとしたら、通りがかったおとうさんが、

何の店？

と。

どうやら今夜花火大会がここであってその出店だと思ったようです。

花火大会か

・・・

じゃ、ここで観てくか

と思ったら、こんな貼り紙が。

なんだここに泊まろうと思ったのに。

 

うーむ。

どこへ行こう。

そーだ、前から気になっていたとこでも行ってみるか。

 

函館山に向かい、

墓場の鬼太郎の中を抜けていき、

・・・

端ゲットです。

立待岬です。

 

ここは人気の観光スポットなのですが、知る人ぞ知る車中泊場所なのです。

それにしても、端ゲットしたのはいいのですが

・・・

岬の端はなぜかヒトが集まってくるのです。

そうだよな。

端を見に来るんだもんな。

立待岬の端っこで残り少なくなってしまった人生を人目につかずひっそりと過ごそうと思っていたのですが、

一番目立つところに停めてしまったようです。

 

昼飯を食べ、

ブログを書いていると、次々にヒトがやってきては、中に誰もいないと思っているのか口々に勝手なことを言っていきます。

なんか売ってるのかな。

（絵なら売ってるぞ）

おもしろーい。

（別におもしろくねーぞ）

日本一周してるみたいよ、凄いねー

（別にすごくねーし）

まあいちいち反応しててもキリがないし、中で黙って聞いているだけです。

 

ところが、突然窓の下の至近距離から、

人生謳歌してんなー

と、ばかでかい声が聞こえてきたので、思わず

謳歌なんかしてねーぞ

と

・・・

しまった。

思わず反応して口に出しちまったぞ。

しょーがねーなあ。

ドアを開け、アオリから

しゅた

と飛び降りると

・・・

お、そっちこそ人生謳歌してんじゃねーの。

北広島から来た両耳イアリングじゃらじゃらのおにいさん（29）と美女のカップル（34）です。

一見ちゃら男とイケイケギャルに見えますが、中学生の女の子を筆頭に3人のお子さんがいるようです。

ちゃら男はけっこうマジでサッカーやってたみたいですが（←高校、大学と強豪校にいたらしい）

・・・

まあなんかそんな感じするよなあ。

今回は一番下の８か月の女の子を連れて車中泊で函館を周っていて、僕が３分で諦めた道の駅なないろ・ななえに今日は泊まるそうです。

良い旅を。

そして、良い人生を。

 

 

期待していたのですが、今日はどうやら夕日は見えないようです。

そして、大粒の雨が落ちてきました。

今夜も大荒れになるようです。

 

岬の先っぽで、雨音を聞きながら今日も寂しい酒です。

立待岬の夜が更けていきます。

 

 

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