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秋の北海道車中泊旅<25日目>和寒でキノコ狩りをするのだ

この物語は、札幌在住のサラリーマンが60歳で会社を辞め、トラックの荷台に小屋を建て、脳梗塞や痛風やヒグマに行く手を阻まれながらも、世界のどこかで吹いているという伝説の「青の風」を探し求めて未知なる旅を続ける壮大なファンタジー・アドベンチャーブログである。

<にっぽんを描く17>道東・真夏の昼下がり~北海道
  • 〈第1章〉退職へ。人生第3のステージへの幕開け(2017年4月〜6月)第一話はこちら
  • 〈第2章〉日本一周混浴温泉の旅(2017年8月~2018年9月)第一話はこちら
  • 〈第3章〉日本一周海岸線の旅(2018年9月~2019年5月)第一話はこちら
  • <番外編>2018ロシアW杯観戦の旅(2018年6月)第一話はこちら
  • 〈第4章〉真冬の北海道厳寒の旅(2020年1~2月)第一話はこちら
  • 〈第5章〉夏の北海道ソロキャンプの旅(2020年6月~9月)第一話はこちら
  • 〈第6章〉日本全国島巡りの旅〈2021年3月~8月〉第一話はこちら
  • 〈第7章〉にっぽんを描く旅〈2022年5月~〉第一話はこちら

※登場人物紹介

  1. 現役時代関係の人々
  2. 旅先で出会った人々前編後編
  3. ススキノ&僕の周辺の人々

※これが青の3号だ(冬仕様)

詳しくはこちらまで。

※当ブログはリンクフリーです。

(注)実際の行動とはタイムラグがあります。

*「VIRTUAL 青のギャラリーpart1」はこちら

 

 

朝です。

ついに外気温が5℃を割ってしまいました。

 

太陽の光が木に遮られて届きそうもないので、昨日の河川敷に移動します。

屋根に上りパネルを立てます。

どーだ。

お、朝日が昇ってきました。

立ててない方は

立てた方は、

よしよし。

 

朝飯を食べ

太陽が出ているうちにしっかりと充電していこう

と思ったら

・・・

うーむ

毎日こんな感じなのですよ。

予報は悪くはないのですが、太陽が顔を出してもすぐ曇ってしまうのです。

 

仕方がないので出発します。

キャンプ場の前を通ると、バイクの渡邊さんがいます。

窓を開けて手を振り、別れの挨拶をすると、

ちょっと待って

と、こっちへやってきて名刺をくれました。

バイク仲間では名刺をよく交換するのだそうです。

裏にはこんなことが書いてあります。

そうか。

ラーメンが好きだったのか。

山頭火のラーメンは僕も大好きなのですよ

*山頭火:旭川発祥のラーメン

・・・

詩人です。

あの寅さんバッグは

寅さんを気取っていたのですね。

オトコのロマン溢れるおとうさんなのでした。

さらばです。

 

士別市内のスーパーで買い物をし、

南下していき、

道の駅絵本の里けんぶちに到着です。

夏に屈斜路湖畔で車中泊していた時に、

隣に停まっていた栗本さんが、

道の駅けんぶちにオレの作品が飾ってあるよ

と言っていたのです。

栗本さんは自然のものを利用して芸術作品を作っているのです。

店内を見て周ると、

・・・

ありました。

たぶんこのコーナーでしょう。

でも、ありません。

店内を隅々まで探したのですがどこにもありません。

うーむ

・・・

もう終わっちゃったんでしょうか。

ん?

レストランの中になにか飾ってあります。

中に入り、厨房のおかあさんに事情を話すと、

ええ、ここにあるのは全部栗本さんの作品ですよ

と、消えていたレストランの電気を点けてくれました。

これです。

これも。

入口のこの大きな人形もそうです。

お、栗本さんのプロフィールです。

すごい、すごい。

同じゲージュツ仲間として…いいものを見せてもらいました。

 

さらに南下していきます。

そして、真冬にここに来るとその厳しい寒さに誰もが

わ、さむ!

とつい叫んでしまうという

・・・

和寒に入ります。

 

そして、三笠山自然公園キャンプ場に到着です。

誰もいないと思ったら、おとうさんがソロキャンプをしています。

 

おや、林の中で下を向いてあちこちをウロウロと探し物をしているヒトがいます。

探し物はなんでしょうか。

見つけにくいものでしょうか。

カバンの中とか机の中は探したのでしょうか

・・・

見かねた僕は、

まだまだ探す気ですか。それより僕と踊りませんか

と声を掛けると

(注)↑フィクションです。

・・・

おお、こ、これは!

マタンゴ!

ではありません。

落葉(らくよう)キノコです。

*カラマツの下に生えるキノコ。

ちなみに、マタンゴとは、

マタンゴを食した者は、全身を次第に胞子で覆われるにつれて知性が失われ、成体(キノコ人間)への変身と共に人としての自我は消失し、怪物への変異が完了する恐ろしいキノコ。

wikipediaより

・・・

そうか、ラクヨウだったか。

一度採ってみたかったのですよ。

昔、この近くの愛別カントリーでゴルフをした時に、いっしょに周っていたシャチョ―さんが、第1打を打って

ナイスショッ!

と、フェアウエイど真ん中に打ったにもかかわらず、OB方向に一目散に走っていくのです。

どうやら林の中へ行って落葉キノコを採っていたのです。

18ホール終わる頃には手に持っていたスーパーの袋はキノコでいっぱいになっていました。

ゴルフよりこっちの方が好きなんだよ

と言うのですが、

まあ、つくづくマナーの悪いシャチョ―さんなのでした。

でも、その時以来、落葉キノコを採ってみたかったのです。

 

そうか。

こんな場所で採れるんだ。

実は、このキャンプ場はソロキャンプの旅で泊まったことがあるのですが、今日は様子見で寄っただけなのです。

もっと走って別の場所でキャンプをしようと思っていたのですが、キノコが採れるとなれば話は別です。

急遽、ここに泊まることにします。

よーし。今日はここでキャンプをしながらキノコナベだな。

ところが、おとうさんは

オレの探した後には何も生えていないよ

と。

なにおう。

こしゃくな

・・・

そして、最後にこう言って去っていったのです。

変なキノコがあるから気をつけてな、ふひひひ

と。

ぐぬぬぬぬ。

くっそお。

どうやったら見分けられるんだ。

マタンゴを食べてキノコ人間になってもやだし。

・・・

こうなったら野生の勘で勝負だな。

つづく。

 

<次回予告>

ありません。

 

 

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むーちん:

View Comments (4)

  • ①落葉はうまいっすよね。
    僕の知る限りではありますが、落葉と間違えやすい毒キノコはなかったかと。まあ、おじさんも変なキノコとは言ったけど毒キノコとは言ってないので、心配しなくてもよいかとは思いますが、、、
    ②愛別町はエノキと舞茸の栽培が道内トップクラスだったかと思いますが、自然の中に落葉もうじゃうじゃあるんですね。
    ③士別の買い物で、麺が際立つうどんというのが気になりました。袋入りの茹で麺かなと思うのですが、麺以外のものって袋しかないのでは?売り場では気にならないのでしょうけど、レシートの文字だけ読むと気になります。

  • 探し物でピンときましたが、やはり同世代は考えることが同じですね。つい歌ってしまいました(笑)。