名もない港で桃の花が咲く頃に燻製を作るのだ

 

青の1号が完成はしましたが、長い旅に出るまでにまだまだやることはあります。

 

例えば、

北へ北へと流れて辿り着いた名もない霧笛が鳴る港で、

・・・

霧笛が鳴る必要はありませんが、

・・・

新鮮なサカナが手に入ったとします。

もちろん新鮮な刺し身でもいいのですが、それを加工し、食料が乏しくなったときなどの保存食や、あるいは一夜の酒のサカナにする、などということも時には必要になるのではないか、と思うのであります。

そうです。

昨年からまるで一年後にこういう身の上になるのを予想していたかのごとくその奥義を習得してしまった、

燻製

です。

 

庭のウッドデッキ上に設置した燻製器を取り外して青の1号に乗せようと思っていたのですが、どう考えても大きすぎです。

そこで、青の1号に乗せてもじゃまにならないようなコンパクトな燻製器を作ることにしました。

 

材料はアマゾンの段ボール箱(別にアマゾンである必要はありません)、

ダイソーの200円のステンレストレイ(28cm×20cm)、

とステンレス製の焼き網(18㎝×18㎝)3枚。

網はステンレスでなくてもいいのですが、普通のだとすぐ錆びます。

 

まずは段ボールの下を切り、トレイの上に立つように折り曲げて蓋にマジックテープを着けて、

ハイ出来上がり。

わずか30分です。

さあ、実際にこれで燻製を作ってみましょう。

 

今回の食材は、玉子、笹かま、チクワ、砂肝、シュウマイ。

はっきり言って2軍です。

まあ、テストマッチだかんね。

↑前夜からソミュール液に浸けたものを朝乾かした。

燻製器にこのウルフ金串を

ぐさりと刺し、

まず一番目の砂肝軍団を乗せた網を乗せ、

同じ要領で、その上に第2、

第3の網を乗せていき、

蓋を閉じ、火入れ式を行った七輪の上に乗せ、

この奈良くるみちゃんチップを

・・・

し、しまったあ。

チップを入れるとこを作るの忘れたぞ。

急遽、適当にメスを入れ、

くるみちゃんをシャベルで入れて

ガムテープで閉じればOKです。

 

やがてモクモクと煙が上がり始め、

待つこと4時間。

ちょっと温度調整を失敗してしまいましたが、何とかいけるんではないかと思います。

 

このポータブル燻製機の最大の特徴はなんといっても、携帯性。

折り畳めば車内のちょっとしたスキマに入ります。

これを青の1号に積んで、

名もない港に桃の花が咲く頃に

・・・

港で漁師さんに残り物の魚などをもらい

・・・

お礼にギターなんかを弾いてあげて、

・・・

弾けないけど

・・・

旅先で燻製を楽しみたいと思うのであります。


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