この物語は、札幌在住のサラリーマンが60歳で会社を辞め、トラックの荷台に小屋を建て、脳梗塞や痛風やヒグマに行く手を阻まれながらも、世界のどこかで吹いているという伝説の「青の風」を探し求めて未知なる旅を続ける壮大なファンタジーブログである。
* 〈第1章〉退職へ。人生第3のステージへの幕開け(2017年4月〜6月)第一話はこちら。
〈第2章〉日本一周混浴温泉の旅(2017年8月~2018年9月)第一話はこちら。
〈第3章〉日本一周海岸線の旅(2018年9月~2019年5月)第一話はこちら。
〈第4章〉真冬の北海道厳寒の旅(1/13~)
※登場人物紹介
- 現役時代関係の人々
- 旅先で出会った人々 ←そのうち公開予定
- ススキノ&僕の周辺の人々 ←面倒なので公開しないかも
※これが青の3号だ
詳しくはこちらまで。
名寄市風連町まで来ています。
アフィリエイト残高:▲5,182円
道の駅なよろです。
この向こう側にはこんな風景が広がっています。
ワカサギとの壮絶な戦いを描いた長編ブログを書いてしまったので、
・・・
いつもより遅い夕食を食べ
やや遅めの9時前に
さて寝るか
と、歯を磨きに内ドアを開けてキッチンルームに入ったのですが
・・・
なんかとっても寒いのですよ。
そして後部ドアを開けようとすると
・・・
開かないのです。
おや?
と、ちょっと強めに押すと、
パキッ
という乾いた音がしてドアが開いたのですが
・・・
その瞬間
ボワッ
っと、白い煙のようなものが立ち上ったのです。
そして、強烈な寒気が
ゾワッ
と全身を包んだのです。
外気温計を見ると
・・・
ん?なんじゃこりゃ
雪が付いて見にくいのですが
・・・
なんと、
‐18℃
↑もしかして‐13℃かもしれません(追記)。
ドアが開かなかったのは、ドアが凍りついていたのです。
そして、白い煙は、
おそらく中から出て来た暖かい空気が一瞬にして凍りついたのだと思います。
もの凄い冷気です。
あっという間に体が凍えていくのがわかります。
そーか。
これが-18℃の世界なのか。
朝4時です。
防寒フラット3の小窓を開けると凍りついています。
室内計を見ると、
0℃です。
最低記録更新です。
でも、昨夜はシュラフの中に毛布をもう一枚入れて寝たので、とってもポカポカでした。
さて、外気温は
・・・
‐17℃。
↑こんどはちゃんと‐17℃です。
寝る時とほぼ同じです。
外を見ると、キャンピングカーが停まってます。
後で確認すると、北見ナンバーでした。
アイドリングをしてます。
ストーブを点けて、
再びシュラフの中に下半身を入れて、ダイソーの薄暗いLEDライトの下で熱いコーヒーを飲みながら、しばしくつろぎます。
もしかして、この時間が一日の中で一番幸せな時間なのかもしれません。
それにしても、この断熱シートで作った自作室内スリッパですが
活躍してます。
ポールさんから
床に断熱シートを引けばいいんじゃね
というコメントを以前いただきましたが、
・・・
僕もそれを考えたのですが、けっこうな大作業になるのです。
冬前の暖かい時ならいざ知らず、氷点下の中でそんなことをやる気がしなかったのですが、来シーズンも北海道を旅するならやってみようと思っています。
ただ、下がすごく寒いのは、外の冷気が床下から上がってくるのではなく、暖気が下まで降りずに下の部分がずっと冷たいままだからなのではないかと思うのです。
朝食を食べ
キッチンで食器を洗おうとしましたが
・・・
どうせ凍ってるだろうけど
と、試しに給水ポリの蛇口をちょっとだけ回してみると
・・・
ピキっ
と
折れちゃいました。
ほとんど力を入れなかったんですが。
‐17℃の世界、恐るべしです。
外を覗くとモヤってます。
氷霧でしょうか。
氷霧:小さな氷晶が大気中を浮遊する現象。
霧が無くなると、瞬く間に青空です。
美しい
・・・
けど、寒いぞ。
出発です。
エンジンキーを回すと、
・・・
普段はすぐエンジンがかかるのですが、
掛かるまで
ウィン、ウィン、ウィン
と、3秒くらい回してました。
バッテリーを変えてきてよかったぜ。
北へ向かいます。
道端アンジェリカの木々が真っ白です。
しかし、毎日こんなに晴れていいんでしょうか。
サンピラーパークに到着です。
何故ここに来たのか。
それは
・・・
名寄でここぐらいしか知らなかったから。
と言っても、この公園自体を知ってるわけじゃなくて、
サンピラー
という名称がついた公園だったので前から気になっていたのです。
*Wikipediaより
太陽柱(たいようちゅう)、サンピラーは、大気光学現象の一種であり、日出または日没時に地平線に対して垂直方向へ、太陽から炎のような形の光芒が見られる現象を言う。
来てはみたものの
・・・
サンピラーが見えるわけでもなく、
大雪原の中で遊ぶ親子連れをぼんやりと眺めただけでした。
こんな寒い中でよく遊びますね。
おそらく気温はまだあまり下がっていないはずです。
マイナス15度以下の世界がどんな世界なのか。
たった今、恐ろしいことを発見してしまいました。
それは、さっきからガムを
噛んでいるのですが
・・・
口の中のガムが固い!
ガムを噛んでいる時に、かなりの頻度で口を開けるのですが、
そこにマイナス15度の空気が入ってくると、一瞬のうちに固くなるのです。
だからいくら噛んでも噛んでもガムが柔らかくならないのですよ。
あごが疲れるぞ。
極寒の地で生まれ育ったゴロフキンのアゴが強いのはそういう理由だったのか
・・・
マイナス15度超恐るべし。
*ゲンナジー・ゴロフキン:ボクシング元WBAスーパー・WBC・IBF世界ミドル級王者で、現IBF世界ミドル級王者。村田との対戦が期待されている。
ゴロフキンの出身地・カザフタンのカラガンダの気候
さらに北上し
道の駅びふかに到着です。
今日はここまでです。
<収支報告> 昨日もありがとうございました。
おお、かろうじて1,000円オーバーです。
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支出:0円
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寒そうですね
-18度の世界
ずっと冷凍庫の中にいるようなものですね
これが-25度にもなれば
更に厳しさを増し
過酷な世界なのだと思います
北海道の人は凄い
この先も
お気をつけて
豆腐で釘が打てるかやる価値あり、バナナでは打てることが実証されておりますもんで…