コムケ湖とオホーツク海を繋ぐ水路には男たちのざわめきがあったのだ

この物語は、札幌在住のサラリーマンが60歳で会社を辞め、トラックの荷台に小屋を建て、脳梗塞や痛風やヒグマや憩室出血に行く手を阻まれながらも、世界のどこかで吹いているという伝説の「青の風」を探し求めて未知なる旅を続ける壮大なファンタジー・アドベンチャーブログである。

<にっぽんを描く21 >国見ヶ丘から高千穂へ続く道~宮崎県高千穂町
  • 〈第1章〉退職へ。人生第3のステージへの幕開け(2017年4月〜6月)第一話はこちら
  • 〈第2章〉日本一周混浴温泉の旅(2017年8月~2018年9月)第一話はこちら
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  • 〈番外編1〉2018ロシアW杯観戦の旅(2018年6月)第一話はこちら
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※登場人物紹介

  1. 現役時代関係の人々
  2. 旅先で出会った人々前編後編
  3. ススキノ&僕の周辺の人々

※これが青の3号だ(冬仕様)

詳しくはこちらまで。

※実際の行動とはタイムラグがあります。

※当ブログはリンクフリーです。    

 

 

コムケ国際キャンプ場まで来ています。

 

朝です。

ここはいつも空いていますが今日はかなり来ているようです。

 

朝食を食べ

録画してあった昨夜のサッカーを観て、

ブログを書いていると、

あっという間に昼です。

 

熊撃退スプレーを持ち、

・・・

さあて、行きますか。

ここは何度も来ているのですが、この先に行ったことがないのです。

コムケ湖はオホーツク海と水路で繋がっているのですが、亜矢おとうさんによると水路のところで魚が釣れるらしいのです。

あそこはどうなっているのか

・・・

南極3号で行ってみたいと思います。

走りだしてすぐにダート道になります。

なんとなく出そうな気配です

・・・

まあ、万一出ても熊スプレーがあるし、この南極3号で

しゃかしゃかしゃか

と漕いで逃げればヤツも追いつけないでしょう。

 

お、見えてきました。

コムケ湖です。

最果て感満載です。

実は13年前に、僕はこの湖のほとりでピアノを弾いたことがあるのです

・・・

いい感じでしょ。

オマエじゃねーだろ

ですか。

ほら。

ね。

雰囲気が似てるでしょ

・・・

福山雅治さんがCMの撮影でここを訪れたことがあるのです。

 

 

民家の裏におかあさんがいます。

コムケ地域環境監視員

・・・

すると、

ようこそ、三室番屋へ。

いらっしゃーい

・・・

い、いや、ちょっと覗いただけなんですけど

・・・

元気なおかあさんです。

ここは昭和16年に建造された番屋のようです。

中に入れてもらいます。

おお、あれは、

囲炉裏じゃないですか。

いいねえ。

あそこに座って一杯やりたいねえ。

まあ、上がって下さい。

とおかあさん。

いい雰囲気じゃありませんか。

 

五右衛門風呂です。

く、暗い

・・・

いや、ちゃんと窓が開くのですよ。

ここからコムケ湖が見え、夕方入ると夕陽で真っ赤に染まるコムケ湖が見えるのだそうです。

どれどれ

おお、確かに。

コムケ湖が見えます。

こりゃいいぞ。

 

屋根裏部屋です。

ここはヤン衆の寝場所です。

※ヤン衆:ニシン漁の時に雇われて働いていた人たち。

落書きがあります。

女の魅力をつくる

・・・

女体想い

・・・

落書きにしては達筆だし、なんか品があります。

トイレにこんなことを書いてるアキラとは

次元が違います。

アキラ、いい加減にせーよ。

でも、やはり男だけでずっと暮らしていると考えることは今も昔も女性のことなんでしょうね。

そーか。

とうちゃんもそれで帰っちゃったのか

これを書いた木浪昭夫さんは近年86歳?でお亡くなりになったようです。

 

トイレです。

薄暗くて中がよく見えません。

見てもいいですか?

と聞くと、

いや、ここはちょっと

・・・

となぜか口ごもるおかあさんです。

そして、

見てもいいですけどぉ…覚悟して見てください

と。

うーむ

・・・

そんなにすごいのか

・・・

では、覚悟をして開けてみましょう。

今にも壊れそうなドアを

ぎぎぎぎ

と開けると

・・・

ぎえー、な、なんじゃこりゃあ

・・・

じゃん。

ぴかぴか

・・・

とってもお茶目なおかあさんなのでした。

 

そして、ここがな、なーんと

・・・

泊れるのですよ、一泊1000円で。

たった1000円で、

五右衛門風呂に入りながら(←薪は用意してあるそうです)コムケ湖の夕陽を見て、

囲炉裏で酒を飲んで(酒と炭は自分で用意してください)、

ふかふかの布団で寝て(←ふとんは用意してあります)、

ウォシュレット付きのトイレで用を足せるなんてそうそうありませんぜ。

ただし、いろいろ条件があるみたいなので詳しくは「三室番屋復活プロジェクト」まで。

 

 

さらに進みます。

湖とオホーツク海を繋ぐ水路です。

↑コムケ湖側

そして、オホーツク海です。

ヤン衆たちはここを遡上してくる鮭や鱒を待ち受けていたのでしょう。

当時の賑やかさがまったく想像できないほど、

今はしんと静まり返っています。

ただ夏の陽光がオホーツク海の濃い青を照らしているだけです。

 

夏草やつわものどもが夢の跡。

ー松尾芭蕉ー

 

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2件のコメント

  1. 今年は 露天風呂 入浴シーンがまだないですね 師匠 ニセコで 勝手に 露天風呂を 掘ったのは 誰なんでしょうね 早く南へ 下ってきて 調査 お願いします。

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