北斗市まで来ています。
湯の沢水辺公園キャンプ場です。
折りたたんだハシゴを、あの街灯の柱の根元に立て掛けてあったはずなのにありません。
念のためボランティアのおかあさんに聞いてみたのですが
・・・
見当たらなかったですよ
と。
まあ、二日も置きっぱなしだったんで、捨てたものだと思って誰かが持って帰ったんでしょう。
でもこれで、ソーラーパネルも立てられないし、雨漏りがしても修理ができなくなりました。
ということで、今日もここでお世話になることにします。
どこに陣を構えましょうか。
前回は街灯の真下にして虫の餌食になってしまったので場所を変えます。
このキャンプ場の常連のちゃーさんご夫妻と、
湯の沢水辺公園キャンプ場マニアのおまわりさんの
話からすると、
どうやらここは山の手地区と下町地区に分かれているようなのです。
ちなみに、ちゃーさんご夫妻はさすがここを知り尽くしています。
だんなさんは仕事がイヤで辞めちゃったこともあるけど…奥さんがしっかりとした人生設計を立てて、少々値が張るものの…山の手地区に30年ローンでちゃっかりと居を構えていました。
まあ、下町の人情も捨てがたいのですが
・・・
今回は山の手に陣を張ることにします。
さて、問題はブルーシートをどう張るか。
鉄壁の守りだと思っていたブルーシートですが、水平の屋根に水が溜まり大雨に弱いということが露呈してしまいました。
うーむ
・・・
変幻自在のブルーシートに限界はないはず。
まずは、シートの四隅の端ではなく、1/3のところの歯止めの穴を青に固定し、
後ろ側の2/3の方は、ポールを半分で立てて固定します。
これでどーだ。
これなら雨は天井に溜まらないでしょ。
でも、よく考えると、後ろの半分のポールは何の意味もないことに気付いて外してしまいました。
これで完成です。
おお、なかなかいいぞ。
今日は朝にドタバタがあって朝食時間が遅くなったので、昼飯を抜いて早めの夕食にします。
これはいいぞ。
雨音をBGMに、雨の風景を眺めながらの酒もなかなかに風情があっていいものです。
そこへ、一台のキャンピングカーがやってきて、すぐ目の前に停車しました。
ドライバーがこちらを見てます。
そして
・・・
手を振ってます。
ん?
この横浜ナンバーのキャンピングカーは
・・・
もしかして
・・・
札内川でお世話になった、
ツッチーさんじゃないですか。
まさか、こんなところでまた会えるとは。
8月15日に札内川園地キャンプ場で別れ、
しばらく札内川にいたツッチーさんは、キャンプ場や漁港で釣りをしながら時計回りに南下し、
今日ここに到着したのだそうです。
そして、今月末に津軽海峡を渡るまで、この辺りでゆっくりとしていくそうなのです。
一息つくと、イカの煮込みのナベを抱えてやってきました。
てっきり函館港あたりで釣ったのかと思ったら、買ったものだそうです。
ツッチーさんは横須賀では奥様や娘さん、そしてお孫さんに囲まれて暮らしているのです。
それだけで十分幸せのような気もするのですが、
若い頃に750㏄のバイクで日本中を走り周った冒険心を未だ忘れずに、
こうして一年の半分くらいは放浪の旅に出ているのです。
ツッチーさんはしみじみと言います。
しあわせだねえ。
と。
まるで、羅臼野営場でいっしょになった井上さんのようです。
そして、
あとは健康だけだねえ
と。
そうですよね。
健康でいて、こういうことをできることそのものが幸せなのかもしれません。
湯の沢水辺公園キャンプ場にも夜の闇が忍び寄ってきました。
雨の中の酒盛りは続きます。
しあわせだねえ。
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梯子は残念でしたね!諭吉さんが飛んでった~~!
老後生活は、生活費や通院代のほか、紛失物代も掛かるんですよ!
物置の戸を開けたまま一晩したら、肥料袋をキツネかネズミに引き裂かれていたとか、鮭のトバを作るのに釣り竿の先にぶら下げていたのを夜間に取り込むのを忘れて1尾丸々取られてしまったとか、毎年かなりの“経費”を掛けてます。
今はWi-Fiにしたけど、ブログ開いたまま寝てしまって丸一日つないでいたこともありました。
ところでブルーシートですが、車の屋根の端から直接引っ張ったらどうなんでしょうか?
後部なら、アオリに上って両端を引っかけ、後方に立てたポール2本とロープで固定なら、雨にぬれずに中にも入れますよねえ!
ついでに収納も屋根にぐるぐる巻きして置けば、毎回の引っかけ作業も不要かも。