胃カメラと大腸内視鏡検査なのだ

この物語は、札幌在住のサラリーマンが60歳で会社を辞め、トラックの荷台に小屋を建て、脳梗塞や痛風やヒグマに行く手を阻まれながらも、世界のどこかで吹いているという伝説の「青の風」を探し求めて未知なる旅を続ける壮大なファンタジー・アドベンチャーブログである。

<ニッポンを描く6>日本一恥ずかしい温泉・万願寺温泉川湯~熊本県
  • 〈第1章〉退職へ。人生第3のステージへの幕開け(2017年4月〜6月)第一話はこちら
  • 〈第2章〉日本一周混浴温泉の旅(2017年8月~2018年9月)第一話はこちら
  • 〈第3章〉日本一周海岸線の旅(2018年9月~2019年5月)第一話はこちら
  • <番外編>2018ロシアW杯観戦の旅(2018年6月)第一話はこちら
  • 〈第4章〉真冬の北海道厳寒の旅(2020年1~2月)第一話はこちら
  • 〈第5章〉夏の北海道ソロキャンプの旅(2020年6月~9月)第一話はこちら
  • 〈第6章〉日本全国島巡りの旅〈2021年3月~8月〉第一話はこちら

※登場人物紹介

  1. 現役時代関係の人々
  2. 旅先で出会った人々前編後編
  3. ススキノ&僕の周辺の人々

※これが青の3号だ(冬仕様)

詳しくはこちらまで。

※当ブログはリンクフリーです。

 

 

万年雪になるのではと心配していた雪も…

だいぶ解けてきました。

 

朝6時20分に家を出て、

地下鉄に乗り、

大通駅で降ります。

都会に出てくるのは…何年ぶりでしょうか。

上に上ろうとエスカレーターの入口に行くと

・・・

上から大勢の人たちがこっちに向かって下りてきます。

なんだ、なんだ

と思ったら、下りエスカレータの方に行ってました。

すっかり都会の歩き方を忘れてしまったようです。

うう。

都会は恐ろしいぞ。

地下道を東に向かって歩きます。

ここを歩くのは5年ぶりになります。

サラリーマン時代には健康のために一つ前の大通駅で降りて、この道をほぼ毎日通って会社に行っていたのです。

でも、退職老人は会社へ行くわけではありません。

途中で地上に出てビルの中に入り、

着きました。

現役時代は毎年人間犬に入っていたのですが、

退職してからは面倒になって健康診断的なものは一度も受けていないのです。

もう5年も経つし、この辺でカメラでもごっくんと飲んでみようかと、予約不要、早いもの順のこの検査専門の病院に来たのです。

でも、どーも胃カメラというのが苦手なんですよ。

生まれつき喉が細いので(←測ったことはない)、喉が拒否反応を起こして

おえーーーー

と激しく嗚咽してしまうのです。

やだなあ。

だから人間ドックでは鼻から入れていたのですが、ここはどうやら口からの一本勝負のようです。

麻酔を喉に塗られ、

まな板の上のタコのようになってベッドに横たわり、

大きく口を開けると、

ぐんぐんとカメラが近づいてきます。

おえーーーーーー

いかん。

まだ入ってないのにパブロフの犬のように嗚咽して島倉千代子です

・・・

っち。

ヒマにまかせて変なブログを読んでたもんだからうつっちまったぞ。

 

結果は

・・・

異常なし。

あー、よかった。

でも、看護師さんが言うのです。

大腸も見ましょうね。

有無も言わさず二日後の検査を予約され、

下剤を渡されました。

 

 

病院を出ると9時をやや過ぎてました。

大通りの地下通路を元の会社とは逆方向に歩いて行くと

・・・

お、向こうから歩いてくるのは元の会社の後輩(女性)ではないですか。

そーか。

ちょうど通勤時間だもんな。

1メートルくらい手前で

よぉ、

と声を掛けると

・・・

チラっと横目でこっちを見て

・・・

軽く会釈をすると

・・・

そのままプイっと行ってしまいました。

がーーーん。

冷たい。

まあこんなもんだよな。

どーせオレなんて過去の人間だもんな。

うじうじ。

 

でも、たぶんマスクしてグラサン掛けてたのですぐには気づかなかったのでしょう。

数歩歩いたところで振り向き、

あー、むーさん💛

(注)💛は特に深い意味はありません。

と、周りの人が振り向くくらいの大きな声を上げて近寄ってきてくれました。

あーよかった、気が付いてくれて。

それから立ち話で会社の近況などを話してくれたのですが

・・・

とても面白かったものの、

僕にとっては5年前に終わってしまったドラマのその後の話です。

もう遥か遠くの別世界の話なのです。

でもまあ、相も変わらずみんなまだあの世界で歳を重ねながら生きてるんだなあ

そんなことを考えながら、一人通勤経路とは逆の方向に向かってとぼとぼと歩いて行ったのでした。

 

 

悪戦苦闘しながら2Lの下剤を飲み、

無事、大腸内視鏡検査を終えました。

5年前のドックでは5、6個のポリープが見つかり入院したのですが、今回はポリープもなくきれいな大腸でした。

あーよかった。

次は5年後くらいでいーか。

 

<追記>

青の3号ももうすぐ動かせそうです。

北国の春はもうすぐそこまで来ています。

 

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6件のコメント

  1. 「嗚咽して島倉千代子」..?うーん..×ペケかなー
    嗚咽しまくったんなら → 「嗚咽島倉千代子」で..
    嗚咽してしまったんなら→「嗚咽してコマドリしまい」なんてーのもおすすめですが.. その場合にはコマドリの文字を小さくした方が効果的ですね。
    どうでもいいけど、「早く旅にでま千昌夫」なんちゃって

  2.  やっと雪が少なくなったみたいですね。こちらは昨日の陽気で
    桜がかなり咲いています。体の方は異常なしで良かったですね。
    早く次の旅の計画を発表してください。期待しています。
     
     私の軽トラキャンピングカーの外装と内装がもうすぐ完成ですがまだ換気扇と電気工事が出来ていません。
    早く残りの工事を完成させて4月末からのゴールデンウィークにはどこかへ行きたいと考えています。

  3. 上下とも異常なしとは何と優秀なこと。
    日頃の餌付けを頑張っていらっしゃる奥様に感謝々々。
    私なんか酔っぱらってコタツでウトウトしていたら、テレビとヒーターと電灯を消して、そ~っと立ち去るんですよ!
    数十年前は‥‥‥「ねえ、早く寝ましょう!」‥‥‥なんて誘ってくれたのに!トホホ!!
    日頃の行いの違いでしょうか?

  4. うえからもしたからもまえからもうしろからも異常なーし♪
    あんしんして長旅できますね✨

  5. 私も先日鼻から胃カメラを入れました。楽過ぎてよだれも出ませんでした。健康第一ですね。私もGWあたりから活動を始めようと思っています。

  6. 離れた老兵は5年前に終わったドラマなんですね。もうモニュメントなんでしょうね。
    まあ、今日は何かコチラに用事でも?と聞かれて、実は今日は胃カメラ次は直腸内視鏡でーす。という会話は余りに色気がなくてむーちん師匠のダンディズムには辛い会話。。。
    出来るだけ早く、老年よ好爺を目指せ!否、老南下症にチャレンジして下さい。もうすぐ拝

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