ロケットストーブ1号で石焼き芋をつくるのだ

この物語は、札幌在住のサラリーマンが60歳で会社を辞め、トラックの荷台に小屋を建て、脳梗塞や痛風やヒグマに行く手を阻まれながらも、世界のどこかで吹いているという伝説の「青の風」を探し求めて未知なる旅を続ける壮大なファンタジー・アドベンチャーブログである。

<にっぽんを描く18>芥屋・黒磯海岸で奇跡を見た~福岡県
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  • 〈第4章〉真冬の北海道厳寒の旅(2020年1~2月)第一話はこちら
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  • 〈第7章〉にっぽんを描く旅〈2022年5月~10月〉第一話はこちら。*「VIRTUAL 青のギャラリーpart1」はこちら
  • <番外編2>2022カタールW杯観戦の旅(2022年11~12月)第一話はこちら
  • 〈第8章〉2023夏の北海道車中泊旅〈2023年6月~〉第一話はこちら

※登場人物紹介

  1. 現役時代関係の人々
  2. 旅先で出会った人々前編後編
  3. ススキノ&僕の周辺の人々

※これが青の3号だ(冬仕様)

詳しくはこちらまで。

※当ブログはリンクフリーです。

 

 

ふふふ。

昨日の終わり方を見て気づいた方は、この世で誰もいないと思いますが

・・・

何を隠そう、この写真には重大な秘密が隠されているのです。

な、な、なーんと、

朝の出発地点が写っているのです。

がーん。

本日のルート図です。

走行時間およそ28秒。

え?わかってました。

なーんだ。

なぜこんなことをしたかというと、こっち側のベストポジションにテントを張りたかったのですよ。

でも、昨日来た時にはそこでデイキャンプをしている人がいたのです。

ということで、

増毛の暑寒海浜キャンプ場にいます。

 

 

サウジ代表に何年たっても必ずいるアル・ドサリのように

・・・

ドサリとテントを広げ、

5隅にペグを打ち、

ポールを入れて立てれば

5分もかからずに完成です。

今日は風が無くてやや暑そうなのでフルオープンバージョンにしました。

*状況に応じていろいろな形にできます。

去年買ったのですが、なかなか良くできたテントです。

ただ、中央にポールがあるので居住的に邪魔といえば邪魔なのですが。

 

では早速このテントの中で作業に移りたいと思います。

じゃん。

石焼き芋を作ろうかと思います。

アルミホイルで包み、

コッフェルに入

らん。

じゃ、フライパンに

・・・

まあ計画通りにいかないのが人生なのです。

しょーがねーなあ。

ばすん。

肝心の「石」は

・・・

ふふふ。

売るほどありますぜ。

 

まずはフライパンの底に小さめの石を引き詰め、

さつまいもを乗せ

うっ

・・・

石を入れる余裕があまりないな

・・・

強引に石を被せます。

どーだ。

おお、カメレオンのように周りの石と同化してフライパンの位置がわかりづらいぞ。

うーむ。

奇怪な。

これをうんしょ、うんしょとテントまで運び、

・・・

おめーぞ!

あー、よかった、筋トレやってて。

 

そして、満を持して

・・・

去年秋に作ったロケットストーブ1号の登場です。

おー、節操なく燃えるぞ。

どん。

・・・

知らない人が見たら何してるか理解できんだろーな。

ちなみに薪は庭に設置していた燻製器を

去年解体したのですが、庭でゴミ状態になっていたので来る前に割って積んできました。

まあ、薪なら海岸にいくらでも転がっているのですが。

まずは一時間くらいやってみますか。

 

それにしてもスゴイ火力ですぜ、だんな。

これじゃさつまいもが焦げるんじゃ。

 

一時間経過です。

上から箸を刺してみると

うっ

・・・

さ、刺さらん。

1ミリたりとも。

うーむ

・・・

試しに上の石に恐る恐る指を触れてみると

・・・

冷たい。

氷のオンナの肌のようです。

触ったことないけど。

手のひらを乗せてみると

・・・

なんの温もりも人情も友情さえも感じません。

まるで蛇オンナの皮膚のようです。

触ったことないけど。

これじゃ焼けるわけねーよな。

たぶん一番下の石が悪いのではないかと。

全て取り出して、石の代わりにアルミホイルを数枚敷いて

再度チャレンジです。

 

腹が減ったので隣で、もう一つかまどをセットしてラーメンを作ります。

うまいぞ。

 

さらに一時間経ちました。

箸を刺してみると

ずぶずぶずぶ。

おお、刺さったぞ。

ふう、なんとか完成です。

でも、上に乗せた石は何の効果もなかったかも

・・・

もぐもぐ。

ちょっと水分が多いような気が。

ホイルはいらないかもしれんな。

 

 

雨が落ちてきました。

しょうがないので、テントの下で

・・・

うーむ。

胸トレは自重じゃ物足りん。

 

 

夕暮れです。

外に出るとハエが入ってくるので中からの撮影です。

 

夕食は、日本海の夕暮れを眺めながら、日本が世界に誇る

・・・

お好み焼き。

なんて美味しくて経済的な食べ物なんでしょうか。

 

 

朝です。

お、チャリダーのテントがあります。

宮崎の都城からだそうです。

昭和32年生まれの65歳。

僕と同学年です。

すげ、この歳で宮崎から走ってきたんですか

・・・

いや、千歳まで飛行機なんですよ。

学生時代から自転車が趣味で、一度北海道を走ってみたかったのだそうです。

これから時計回りで最北端を目指し、なんとか網走までは走りたいと。

では、よい旅を。

 

 

今朝もサカナのない悲しい朝食を食べ、

・・・

出発です。

 

国稀酒造の前を通り

増毛港です。

 

お、釣り人がいます。

どうやらイカ狙いのようです。

一番向こうのカップルが釣ったらしいので見せてもらいました。

イカか

・・・

ネットフリックスでイカゲーム観たけど一回目で止めちゃったし

・・・

もうシーズンも終わってほとんど釣れてないようです。

 

ここはオトコ一匹カレイの仕掛けで勝負です。

どりゃあ。

 

ん?

ありゃりゃ。

一投目で根掛かりして仕掛けが無くなってしまいました。

いとくやし。

しょーがない。

ブラクリで岸壁の縁を狙いますか。

・・・

いや、これはプリクラです。

ブラクリとは円錐形のオモリのすぐ下に針が付いてて

穴狙いの時に根掛かりがしにくくなっているのです。

岸壁の母に寄り添うように竿を出します

・・・

なんかこのチマチマした釣りの方が面白いんですけど。

ツンツンくるのですがなかなか釣れません。

 

しかーし。

キター!

釣れたぞ。

この間のコメントで、シュウジロウがあたかも変質者の如く丁寧に教えてくれた

あのガヤです。

・・・

いえ、これはヒカルのお友だちのワヤです.

どーだ。

で、でけえ!向こうのおとうさんと同じくらいあるぞ

と思った方

・・・

物の見方を根本的に変えた方がいいです。

実は、おとうさんがガヤくらい小さいのです

・・・

意味不明。

ガヤってちっさいのしかいないのかねえ。

果たして朝の食卓にサカナが乗る日は来るんでしょうか。

 

 

海沿いを北上します。

 

そして、ゴールデンカムイに到着です

・・・

↑またの名をゴールデンルモイともいう。

 

 

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